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モータースポーツ

「ルーキーでもやってはいけないミス」角田裕毅、2度の違反に現地メディアは厳しい目。本人も失望露わ「忘れるべきレース」

THE DIGEST編集部

2021.07.05

ミスを繰り返して計10秒のペナルティを課された角田。上り調子だっただけに残念な結果となった。(C)Getty Images

ミスを繰り返して計10秒のペナルティを課された角田。上り調子だっただけに残念な結果となった。(C)Getty Images

 F1第9戦のオーストリアGPは7月4日に決勝が行なわれ、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は12位に終わり、2レース連続でのポイント獲得はならなかった。

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 予選までの各セッションで好調を維持し、自己最高タイの7番手から決勝に臨んだものの、最初のピットストップで白線を越えて5秒ペナルティを受け、第2スティントでは前を行くアントニオ・ジョビナッツィ、ニコラス・ラティフィの追い抜きに手間取って、ライバルたちの先行を許したことで、ポイント圏から脱落。さらに2度目のピットストップでも同様のペナルティを受け、ペナルティポイントも2が追加されることとなった(現在通算4ポイント)。

 ソフトタイヤでのスタートということで、戦前から厳しいレース展開を予想する声もあったが、予選までの好調とは打って変わってネガティブな要素いっぱいのレースとなったことで、チーム公式サイトを通しての角田のコメントも不満と反省で彩られた。

「僕にとっては、難しい1日となりました。レース中のペースに苦しみ、タイヤマネジメントもとても難しかったです。昨日の予選が良かっただけにフラストレーションが溜りましたが、気持ちを切り替えて、今日の課題を振り返る必要があります。次のシルバーストーン(イギリスGP)で同じミスを繰り返すことがないようにします」
 
 また彼はレース後に、「とにかく忘れるべきレースです。ドライビングは簡単ではありませんでした」と振り返り、フランスGPから3週連続開催のレースを「3つのレースを毎週こなすのはとてもタフなことでした。シルバーストーンには良い形で戻ってきたいですが、まずはここで一息つく必要があります」と総括した(『News・in-24』より)。

 このルーキーの決勝でのパフォーマンスについて、チームのチーフエンジニア、クラウディオ・バレストリは「ユウキにとっては難しいレースになった。2度のペナルティは彼にとって助けとはならず、残念ながらポイント圏外でのフィニッシュとなった」、ホンダ・レーシングの田辺豊治TDも「7番手という好位置からスタートしたのに、ペースが上がらず厳しいレースになりました。週末を通して見せていた速さからすると、残念な結果です」と語っている。
 

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