F１第８戦のシュタイアーマルクGPは６月26日に予選が行なわれ、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は自己最多タイの８位につけた。しかし、インラップ中にメルセデスのヴァルテリ・ボッタスの走行を妨害したとして、３グリッド降格処分を受け、決勝では11位からのスタートを余儀なくされることとなった。

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　午前中のフリー走行３回目ではチームメイトのピエール・ガスリーを上回る５番手のタイムを計測し、手応えを得て臨んだ予選。高速コースを好むルーキーはQ１、Q２と問題なくクリアし、３度目となるQ３に進出。ラストラップについては思ったほどタイムが伸びず、８番手から順位を上げられなかったものの、ここまでのセッションを通してミスはほとんどなく、角田自身もポジティブに振り返っている。

「週末を通してマシンの感触は良く、良い形でステップアップできました。予選では、最初からあまりプッシュしない形で入り、セッションを経るごとに徐々にハードにアタックしていきました。最後のアタックは完璧ではなかったのですが、Q３に進出できたことは嬉しかったし、正しい方向に進んでいると思います」（チーム公式サイトより）
  　しかし冒頭で記した通り、ラストラップを終えた後、ピットへ戻る途中のターン４で、一瞬レコードラインを走行したことで、意図せずも背後から迫ったアタック中のボッタスの進路を塞いでしまったことが審議対象となり、間もなく３グリッド降格とペナルティポイント１の処分が科せられることが通達された。

　これに対して角田は、「残念ながら11番グリッドからのスタートになりますが、雨の可能性もあるので、色々なシチュエーションを想定した上でレースに臨みます」とチーム公式サイトを通して語った他、自身のSNSでも「チームのおかげで今日の予選はとてもリラックスして臨むことができ、P８で終了。しかしターン４のインシデントで３グリッド降格となりました。明日はP11から追い上げていきます」と投稿している。