７月23日に開会式が開催された東京オリンピック。コロナ禍にあって海外からの観客を受け入れることはできなかったが、大会組織委員会によると、約１万6000人のメディア関係者が世界各国から来日しているという。

　コロナ対策でさまざまな制限がかかるなか、日本に足を踏み入れたいま、彼らはどんな印象を持っているのだろうか。メディアセンターで香港出身だというリー記者に尋ねてみた。

　まず「大会運営自体はとても良いと思います」と評した同記者。それでも不便に感じているのが、交通面だという。専用車両などでの移動が義務付けられて、その本数も限られているようだ。「開幕後は改善されると期待していますが……」と語っていた。

【PHOTO】東京五輪がついに開幕！注目の開会式の様子を一挙公開！ 　同じく不自由しているのが、外食ができず、ホテルやメディアセンターで摂る必要がある食事面。それでも、何度か利用したコンビニエンスストアには驚かされたという。

「食べ物が美味しくて、飲み物が豊富なところやケーキが気に入りました。私の国とはまるで違いますよ」

　日本のコンビニのクオリティの高さは、ある意味で衝撃だったようだ。

　取材・文●江國 森（THE DIGEST編集部）