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本当に無観客? 柔道会場でまさかの大歓声、手拍子、そして怒号【東京五輪】

江國 森(THE DIGEST編集部)

2021.07.24

高藤(左)と対戦したチフビミアニ(右)の陣営からは判定に不満も。写真:佐貫直哉(JMPA代表撮影)

 7月24日にスタートした東京オリンピックの柔道は、日本武道館で階級の軽い順に行なわれ、初日は女子48キロ級、男子60キロ級で熱戦が繰り広げられている。

 当然、この会場も無観客開催なのだが、実は大声援が送られている。というのも、観客席に各国のチーム関係者が陣取って、応援合戦を繰り広げているのだ。

 日本の高藤直寿(パーク24所属)が2回戦で下したヨレ・フェルストラーテンが1回戦で抑え込みに入ると、ベルギーの関係者はまさかの手拍子。オランダやタイのスタッフの大声援も目立った。

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 準々決勝で高藤に敗れたルフミ・チフビミアニの技ありが認められなかったシーンでは、ジョージア陣営から怒号も飛んでいた。

 キャパシティが多くない日本武道館だけに、その声がまるで有観客のような雰囲気を作り出している。

取材・文●江國 森(THE DIGEST編集部)

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