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「印象的な復帰」「信じられない!」池江璃花子、4×100mリレーは予選落ちも専門メディアは好評価!「日本で唯一サブ54を記録」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.25

白血病からの涙の復活劇は日本のみならず世界をも魅了したようだ。(C)Getty Images

 東京オリンピック2020は7月24日、女子4×100メートルリレーの予選が行なわれ、日本からは五十嵐千尋、池江璃花子、酒井夏海、大本里佳(泳走順)の4名が出場。3分36秒17の日本記録に0秒03まで迫る好タイムを記録したが、予選2組5位、全体9位で決勝進出とはならなかった。

 中でもその注目を集めたのは池江だった。2018年に日本人史上初となるアジア競技大会6冠を達成するなど、計16種目の日本記録を保持する天才スイマーは19年2月に白血病を告白。闘病生活に入り、東京五輪出場は難しいとされながら、大会の延期、驚異的な回復と努力で戦線に復帰すると、見事に代表の座を射止めて見せた。

 国際舞台では久しぶりのスイムとなった池江。結果は残念な形となったが、その勇姿は日本だけでなく、競泳最大手メディア『SwimSwam』も熱視線を送っていた。同メディアは「リカコ・イケエがオリンピックデビューを果たした」と題した記事を寄稿して、その泳ぎを評価している。

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『SwimSwam』は池江のこれまでの歩みを振り返りながら、24日のリレー第2走について「イケエは競泳復帰わずか7か月で代表の座を射止め、東京オリンピックの泳ぎは印象的な復帰劇だった」と及第点を与えた。

 その理由について、同メディアは「日本チームの4人の中でイケエは最も速く、唯一サブ54(54秒以下)を切った。彼女のベストタイム52秒79より1秒近く遅かったけれども、53秒63だった」と付け加えた。他にも、『SwimSwam』で記者を務めるロレッタ・レース氏も「イケエ、53.64……何よりしっかりここで泳いでいることが信じられないわ!」と、そのタイムに加えて出場自体に驚きを隠さなかった。

 この種目で決勝に進むことはできなかったが、池江は400mメドレーリレーに出場予定で、混合400mリレーに出場する可能性もある。日本のみらならず世界も注目する復活劇。次こそは決勝進出、メダル獲得に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部