7月25日、新日本プロレスは東京ドームで『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』を開催した。
セミファイナルでは、IWGPタッグチャンピオンチームである内藤哲也&SANADAと、前チャンピオンチームのタイチ&ザック・セイバーJr.とのリマッチが組まれた。6.7の大阪城ホール大会でSANADAがザックからフォール勝ちを収めて以降、王者組をだましてサインをゲットし王座戦の“調印書”を作成するなど、心理戦を含めて激しい抗争を繰り広げてきた両チーム。
内藤とザックの先発でスタートした因縁のリマッチは、目まぐるしい攻防戦のなかで、互いに持ち前の“ダーティーファイト”で見せ場を作る。タイチがSANADAの首にTVケーブルを巻きつけたかと思えば、内藤もコーナー際のザックの痛めている左膝をとことん痛ぶる。
しかし、やられっぱなしだったザックも意地を見せる。タイチが全日本プロレス魂を見せつけるかのような気迫で流れを引き戻すと、内藤が雪崩式フランケンシュタイナーを放った拍子に、そのまま三角締めで捕獲。ここはSANADAにラウンディングボディプレスでカットされるも、今度は正調デスティーノを狙った内藤にザックドライバーを決めたのだ。
そして4人の攻撃が入り乱れるなか、最後はデスティーノ狙いの内藤をザックがヨーロピアン・クラッチで撃破。見事にカウント3をもぎとってタイチ&ザックが王座を奪還に成功した。
試合後、後藤洋央紀とYOSHI-HASHIが挑戦表明に現れたものの、疲労困ぱいの両チームは一切相手にせず。さらにバックステージでザックは「2週間だけのチャンピオンとは言え、ベルトの価値は間違いなく上がった。このタイトルマッチがここまでメディアに取り上げられたのは、ナイトウのネームバリューがあってのことだ」と強調した。
さらにタイチも「でもねぇ、感謝してるよ。内藤&SANADAが来てくれたおかげで、前よりも輝いたでしょ。どう? IWGP タッグ、前より輝いてない? レベルアップしてない?どう思う?それはやっぱり内藤&SANADAが絡んできて、そして俺とタイチが世界一のタッグだから、だからこの価値がグンと上がったんだよ」と分析した。
「ドームのセミで、タッグタイトルマッチ組まれることが今まであった? 久しぶりじゃないの? あったかも知らねぇけど、やっぱり内藤&SANADA、ザック&タイチ、この4人がレベルアップしたんだよ」
相手にはしなかったが、後藤&YOSHI-HASHI挑戦表明を受ける考えだという新チャンピオンチーム。近年は盛り上がりに欠けていた新日本のタッグ戦線だけに、こうして脚光を浴びつつあるのは特筆すべき点である。
◆新日本プロレス◆
『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』
2021年7月25日
東京・東京ドーム
観衆 5389人
▼IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)
<王者組>●内藤哲也&SANADA(37分58秒 ヨーロピアン・クラッチ)タイチ&ザック・セイバーJr. ○<挑戦者組>
※第90代王者組が初防衛に失敗。タイチ&ザックが第91代王者組となる。
取材・文●どら増田
【PHOTO】オカダカズチカ、棚橋弘至、飯伏幸太、内藤哲也…新日本プロレスの最強レスラーたちを厳選ショットで一挙紹介!
セミファイナルでは、IWGPタッグチャンピオンチームである内藤哲也&SANADAと、前チャンピオンチームのタイチ&ザック・セイバーJr.とのリマッチが組まれた。6.7の大阪城ホール大会でSANADAがザックからフォール勝ちを収めて以降、王者組をだましてサインをゲットし王座戦の“調印書”を作成するなど、心理戦を含めて激しい抗争を繰り広げてきた両チーム。
内藤とザックの先発でスタートした因縁のリマッチは、目まぐるしい攻防戦のなかで、互いに持ち前の“ダーティーファイト”で見せ場を作る。タイチがSANADAの首にTVケーブルを巻きつけたかと思えば、内藤もコーナー際のザックの痛めている左膝をとことん痛ぶる。
しかし、やられっぱなしだったザックも意地を見せる。タイチが全日本プロレス魂を見せつけるかのような気迫で流れを引き戻すと、内藤が雪崩式フランケンシュタイナーを放った拍子に、そのまま三角締めで捕獲。ここはSANADAにラウンディングボディプレスでカットされるも、今度は正調デスティーノを狙った内藤にザックドライバーを決めたのだ。
そして4人の攻撃が入り乱れるなか、最後はデスティーノ狙いの内藤をザックがヨーロピアン・クラッチで撃破。見事にカウント3をもぎとってタイチ&ザックが王座を奪還に成功した。
試合後、後藤洋央紀とYOSHI-HASHIが挑戦表明に現れたものの、疲労困ぱいの両チームは一切相手にせず。さらにバックステージでザックは「2週間だけのチャンピオンとは言え、ベルトの価値は間違いなく上がった。このタイトルマッチがここまでメディアに取り上げられたのは、ナイトウのネームバリューがあってのことだ」と強調した。
さらにタイチも「でもねぇ、感謝してるよ。内藤&SANADAが来てくれたおかげで、前よりも輝いたでしょ。どう? IWGP タッグ、前より輝いてない? レベルアップしてない?どう思う?それはやっぱり内藤&SANADAが絡んできて、そして俺とタイチが世界一のタッグだから、だからこの価値がグンと上がったんだよ」と分析した。
「ドームのセミで、タッグタイトルマッチ組まれることが今まであった? 久しぶりじゃないの? あったかも知らねぇけど、やっぱり内藤&SANADA、ザック&タイチ、この4人がレベルアップしたんだよ」
相手にはしなかったが、後藤&YOSHI-HASHI挑戦表明を受ける考えだという新チャンピオンチーム。近年は盛り上がりに欠けていた新日本のタッグ戦線だけに、こうして脚光を浴びつつあるのは特筆すべき点である。
◆新日本プロレス◆
『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』
2021年7月25日
東京・東京ドーム
観衆 5389人
▼IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)
<王者組>●内藤哲也&SANADA(37分58秒 ヨーロピアン・クラッチ)タイチ&ザック・セイバーJr. ○<挑戦者組>
※第90代王者組が初防衛に失敗。タイチ&ザックが第91代王者組となる。
取材・文●どら増田
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