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「オリンピック史上最強」一夜明けても止まぬ“無敵”の大野将平への賛辞。「喧嘩屋のように見えるが技術は多様」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.27

あまりの強さに称賛の声がやまない大野将平。(C)Getty Imaes

 7月26日、日本武道館にて行なわれた東京オリンピック柔道の男子73キロ級決勝で大野将平(旭化成)がラシャ・シャフダトゥアシビリ(ジョージア)を破り、五輪2大会連続での金メダルを獲得した。

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 試合はお互いに一歩も譲らない展開となり、両者にポイントが入らないままゴールデンスコアへ突入。約9分半に及ぶ激闘の末、冷静さを欠かなかった大野が、支え釣り込み足で技ありを決めて勝利を手にした。

 絶対王者として貫禄勝ちを見せた大野に、海外のメディアからも称賛の声が鳴りやまない。

 中国のスポーツメディア『網易体育』は「男子柔道73キロ級 日本のスター、オオノが連続して金メダルを獲得」と銘打ち、「強豪ラシャに対して、彼は落ち着いて対応した」と大野のメンタルの強さを高く評価した。
 
 また、『AP通信』は「つかみどころのないスターが、またしてもオリンピックを席巻する」と見出しを付け、「オオノは、オリンピック史上最高の日本柔道チームの中で、最も支配的な選手だ。オリンピック史上最強と言っても過言ではない日本の柔道チームの中で、圧倒的な強さと戦術的な工夫を兼ね備え、2015年以来、無敗を続けている」と五輪2連覇を果たした29歳を紹介。

 その後、大野の強さを次のように評している。

「オオノは喧嘩屋のように見えるが、彼の柔道はスピードと強さ、そして容赦ない多様な技術で成り立っている」

 開幕から3日連続でメダルを獲得している東京五輪の日本柔道。ここから先も各階級で更なるメダリストが誕生することを期待したい。

文●中村光佑

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