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「ボード破損も彼の妨げにはならない!」五十嵐カノアを下しての金メダルにブラジルメディア歓喜!「イガラシは波の選択を誤った」との指摘も

THE DIGEST編集部

2021.07.27

ブラジル勢初の金メダルを手にしたフェレイラ(左)。五十嵐(右)は決勝で納得のいく滑りができなかった。(C)Getty Images

ブラジル勢初の金メダルを手にしたフェレイラ(左)。五十嵐(右)は決勝で納得のいく滑りができなかった。(C)Getty Images

 頂点にはあと一歩届かなかった。

 東京五輪5日目の7月27日、今大会から新競技として加わったサーフィン男子の決勝に、日本代表の五十嵐カノア(木下グループ)が登場。台風8号の影響で大きく海が荒れる中で健闘したが、合計6.60点と数字を伸ばせず、惜しくも銀メダルとなった。

 一方、初代金メダリストに輝いたのは、プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)2位のイタロ・フェヘイラ(ブラジル)。この決勝では開始早々にサーフボードが折れるトラブルに遭ったものの、その後も動揺することなく冷静に波を見極め、合計15.14点で表彰台のトップに立った。
 
 今大会初となるブラジル勢の金メダルには、現地メディアも大盛り上がりだ。『CNN Brasil』は、「サーフィン史上初の五輪チャンピオンとなった」と同競技での快挙を伝えると、決勝の内容を「ボードの破損さえも彼の妨げにはならなかったようだ」と報じている。

 さらに、同国メディア『R7』は「準決勝でガブリエル・メディーナ(ブラジル)を苦しめた、日本のカノア・イガラシにチャンスを与えなかった」と報道。勝利の要因については「イガラシが波の選択を間違えたのに対し、イタロは間違えなかった。可能性を感じたすべての波に入っていったのだ」と言及した。

 自国で迎えた初の五輪、さらに決勝という舞台で涙を呑んだ五十嵐。この経験を糧に今後、さらなる活躍を見せてくれることに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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