東京オリンピック2020は7月28日、男子200メートルバタフライ決勝が行われ、19歳の本多灯が1分53秒73の自己ベストを更新し、銀メダルを獲得した。
「自分のレースを貫きたい」と語っていた水泳界のホープは、第8レーンスタート。持ち味の後半の強さを維持しながら、前半100メートルを4位で折り返す。
そして勝負の後半。ライバルたちがばてる中、本多は相手の機をしっかり伺いつつ、残り50メートルでついにその背中を捉える。
ぐいぐいスピードを上げる本多。3位を抜き、さらに2位もタッチの差でかわし、オリンピック初出場にして銀メダルを獲得した。ここまで男子は一人も決勝に進出できない嫌な流れの中、19歳の力が堂々発揮された。
喜びのインタビュー。本多はいつも通りにこやかに取材に応じ、開口一番「自分の思い通りのレースができてうれしいです」とほほを緩ませた。緊張はしていたらしいが、「誰よりも楽しむ」をモットーに常に笑顔でい続けた。
厳しい戦いが続く男子競泳だが、バタフライは過去4大会連続でメダルを獲得していた。その歴史を本多が見事に紡いで見せた。
そして勝利の女神も、この笑顔に魅了されたのではないか。そう感じるニュースターの誕生を予感させた。
構成●THE DIGEST編集部
「自分のレースを貫きたい」と語っていた水泳界のホープは、第8レーンスタート。持ち味の後半の強さを維持しながら、前半100メートルを4位で折り返す。
そして勝負の後半。ライバルたちがばてる中、本多は相手の機をしっかり伺いつつ、残り50メートルでついにその背中を捉える。
ぐいぐいスピードを上げる本多。3位を抜き、さらに2位もタッチの差でかわし、オリンピック初出場にして銀メダルを獲得した。ここまで男子は一人も決勝に進出できない嫌な流れの中、19歳の力が堂々発揮された。
喜びのインタビュー。本多はいつも通りにこやかに取材に応じ、開口一番「自分の思い通りのレースができてうれしいです」とほほを緩ませた。緊張はしていたらしいが、「誰よりも楽しむ」をモットーに常に笑顔でい続けた。
厳しい戦いが続く男子競泳だが、バタフライは過去4大会連続でメダルを獲得していた。その歴史を本多が見事に紡いで見せた。
そして勝利の女神も、この笑顔に魅了されたのではないか。そう感じるニュースターの誕生を予感させた。
構成●THE DIGEST編集部