専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

「歴史的な金だ」史上初の金メダルを掴んだ男子エペ団体に欧米メディアも熱狂!「勢いは止められなかった」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.30

悲願の金メダルを手にした日本。その強さに世界も驚きを隠さない。(C)Getty Images

悲願の金メダルを手にした日本。その強さに世界も驚きを隠さない。(C)Getty Images

 フェンシング男子の日本代表が歴史的快挙を成し遂げた。

 フェンシング男子エペ団体の決勝が行なわれ、日本はROC(=ロシアオリンピック委員会)を45-36で破り、金メダルを獲得した。

 全員が攻勢を貫き、掴んだ会心の勝利だった。3人が総当たりで戦う団体戦で、世界ランク2位のセルゲイ・ビダを擁するROCに対して、日本は「最初に勢いをつけたら絶対勝てると信じていた」が語ったトップバッターの山田が5-4で勝利。これで勢いに乗り、宇山は8-6、加納は8-3と、全員がリードを奪う“圧勝劇”を演じた。

 過去に日本勢では、2008年の北京五輪で太田雄貴氏が、男子フルーレ個人で日本初の銀メダルを獲得。さらに12年のロンドン五輪では男子フルーレ団体で銀メダルを手にしていたが、エペ団体としては日本初メダルをついに掴んだ。
 
 文字通り歴史を塗り替えた日本チームには、各国からも賛辞が相次いでいる。伊メディア『OA Sport』は、「決勝でROCを破った日本が歴史的な金を手にする」と銘打ったマッチサマリーを掲載。そのなかで「ファイナルに辿り着くことも夢のような出来事だったホスト国が、その物語を見事に完結させた」と絶賛し、大トリを飾った加納のパフォーマンスを褒めちぎった。

「日本は序盤からリードを保つ、彼ららしい積極的なパフォーマンスを披露し、自分たちのペースを譲らなかった。そして最後に登場したカノウは、ビダとの激闘を8-3という完勝と言うべきスコアで制し、日本という国全体を高揚させた」

 さらに米放送局『NBC』は、「すでに女子が団体を制していたROCの男子は、自分たちも金メダルを狙いに行ったが、オリンピックの歴史を作ろうとする日本の勢いは止められなかった」と賛辞をマッチサマリーに記した。

 母国開催の五輪で快挙を達成した、日本フェンシングの「史上最強世代」。彼らへの称賛の声はしばらく止みそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

【東京五輪PHOTO】随時更新! 東京オリンピックで輝いた「日本人メダリスト」を一挙紹介

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号