7月30日、東京オリンピックのフェンシング男子エペ団体の決勝が行なわれ、日本はROC(=ロシアオリンピック委員会)を45-36で破り、金メダルを獲得した。
【PHOTO】"エペジーーン"が日本フェンシング史上初の金メダル!激闘と歓喜の瞬間を激選ショットで振り返る!
4人のサムライ、いや剣士がやってくれた。準々決勝でオリンピック3連覇中のフランス、準決勝で宿敵・韓国といずれも格上を破って勝ち進んできた日本は、ROCにも果敢な攻めを貫いた。トップバッターの山田優が世界ランク2位の猛者セルゲイ・ビダを5-4で上回ると、最後はチーム最年少の加納虹輝が大量得点をあげ、一気に金メダルを手繰り寄せた。
本人たちが「ちょっと、まだ信じられていない。これが夢じゃないか」(加納)と驚くように、フェンシング界を大きく震撼させる勝利となった。競技人口も多く、世界との差が大きいとされてきたエペで、日本が金メダルを手にするのは史上初。まさに金字塔だ。
そんな日本に連覇の夢を止められたフランスのメディアも、圧倒的な快進撃に驚嘆する。国内屈指の有力紙『レキップ』は、「フェンシング界を牽引し、支配してきたブルース(フランスの愛称)は、日本にあっさりと敗れた」と母国代表の戦いぶりを総括したうえで、次のように賛辞を送った。
「史上初のオリンピックタイトル獲得という夢を叶えた日本は、王者であるフランスを破る理想的な形で、世界一に向けた快進撃を加速させ、韓国とロシアを破るというこれ以上にないパフォーマンスで金メダルを掴んだ」
さらに同紙は、フランスのトップバッターを務めたヤニック・ボレルのコメントも紹介。32歳のベテラン剣士は、日本戦での敗因について、こう述べている。
「ホームで日本と対戦することは、彼らにとってアドバンテージになると思っていた。実際そうなったと思う。仕事は果たしたつもりだが、個人的に自信がなかった。日本のミスを待つのではなく、チャンスを狙いに行くべきだった。我々は2024年のパリ・オリンピックでタイトルを取り戻しに行く必要がある」
怒涛の勢いで世界の頂に立った日本。その快進撃には、王者撃破で掴んだ自信が小さくない影響をもたらしたはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【東京五輪PHOTO】随時更新! 東京オリンピックで輝いた「日本人メダリスト」を一挙紹介
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4人のサムライ、いや剣士がやってくれた。準々決勝でオリンピック3連覇中のフランス、準決勝で宿敵・韓国といずれも格上を破って勝ち進んできた日本は、ROCにも果敢な攻めを貫いた。トップバッターの山田優が世界ランク2位の猛者セルゲイ・ビダを5-4で上回ると、最後はチーム最年少の加納虹輝が大量得点をあげ、一気に金メダルを手繰り寄せた。
本人たちが「ちょっと、まだ信じられていない。これが夢じゃないか」(加納)と驚くように、フェンシング界を大きく震撼させる勝利となった。競技人口も多く、世界との差が大きいとされてきたエペで、日本が金メダルを手にするのは史上初。まさに金字塔だ。
そんな日本に連覇の夢を止められたフランスのメディアも、圧倒的な快進撃に驚嘆する。国内屈指の有力紙『レキップ』は、「フェンシング界を牽引し、支配してきたブルース(フランスの愛称)は、日本にあっさりと敗れた」と母国代表の戦いぶりを総括したうえで、次のように賛辞を送った。
「史上初のオリンピックタイトル獲得という夢を叶えた日本は、王者であるフランスを破る理想的な形で、世界一に向けた快進撃を加速させ、韓国とロシアを破るというこれ以上にないパフォーマンスで金メダルを掴んだ」
さらに同紙は、フランスのトップバッターを務めたヤニック・ボレルのコメントも紹介。32歳のベテラン剣士は、日本戦での敗因について、こう述べている。
「ホームで日本と対戦することは、彼らにとってアドバンテージになると思っていた。実際そうなったと思う。仕事は果たしたつもりだが、個人的に自信がなかった。日本のミスを待つのではなく、チャンスを狙いに行くべきだった。我々は2024年のパリ・オリンピックでタイトルを取り戻しに行く必要がある」
怒涛の勢いで世界の頂に立った日本。その快進撃には、王者撃破で掴んだ自信が小さくない影響をもたらしたはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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