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「新たなコレクションが加わった!」柔道女子、素根輝の金メダルに海外から称賛の声「開催国として素晴らしい収穫」【東京五輪】

中村光佑

2021.07.31

初出場ながら日本柔道界に9個目の金メダルをもたらした女子78キロ級の素根輝。(C)Getty Images

初出場ながら日本柔道界に9個目の金メダルをもたらした女子78キロ級の素根輝。(C)Getty Images

 7月30日に行なわれた東京五輪の柔道女子78キロ超級の決勝で、素根輝(パーク24)が世界ランク1位のイダリス・オルティス(キューバ)を下し、金メダルを獲得した。

 北京大会で銅、ロンドン大会で金、リオ大会で銀と実績十分の31歳を相手に、真っ向から勝負を挑んだ素根。試合はお互いにポイントが入らないまま進んだが、延長戦でオルティスに3つ目の指導が入り、五輪初出場の素根がオリンピックチャンピオンに輝いた。

 難敵を乗り越えて表彰台の頂点に立った素根に海外メディアからも続々と賛辞が送られている。イタリアのスポーツメディア『SPORT MEDIASET』は、「柔道で日本がまた金メダルを獲得 女子73kg級で素根選手が優勝」と銘打ち、「日本柔道は自国に多くの金メダルをもたらしてきたが、女子73kg級の素根選手の活躍により、新たな1つの栄冠がその貴重なコレクションに加わった」と大舞台で勝負強さを見せた素根を称賛。
 
 また、『IJF』(柔道国際連盟)」は、「両者ともに投げ技を繰り出す方法を見出せなかった」としながらも、「素根が日本勢で9個目の金メダルを獲得し、日本は開催国として素晴らしい収穫を得た」と報じた。

 この階級を日本が制したのは2004年アテネ大会の塚田真希以来17年ぶりの快挙。日本勢はこれで柔道のメダルを11個(金9、銀1、銅1)とした。柔道競技最終日となる31日には新種目の混合団体戦が実施される。

文●中村光佑

【PHOTO】素根輝が金メダル!アテネ大会ぶり、日本人2人目の快挙を激選ショットでプレイバック!

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