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モータースポーツ

「学ぶ必要がある」 FP1でクラッシュの角田裕毅に現地メディアは厳しい評価。一方でFP2中に修理完了のチームには「素晴らしい仕事」と賛辞

THE DIGEST編集部

2021.07.31

自らのクラッシュで走行時間を失った角田は、「今日は本当にがっかりしています」と悔やんだ。(C)Getty Images

自らのクラッシュで走行時間を失った角田は、「今日は本当にがっかりしています」と悔やんだ。(C)Getty Images

 F1第11戦のハンガリーGPが開幕し、7月30日には午前午後でフリー走行が行なわれたが、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は1回目(FP1)でクラッシュを喫したことで、修理に大部分の時間を費やした2回目(FP2)では1周を走行するにとどまった。

 FP1の序盤にターン9でスピンしていた角田は、残り約20分のところで今度はターン4でスピン。コースアウトしてリアからタイヤバリアにぶつかった。「広範囲に損傷が及び、修理にかなりの時間を要した」(チーフレースエンジニアのジョナサン・エッドルス談)ことで、角田がコースに復帰できたのは、FP2が残り1分を切ろうとしていた時だった。結果、彼の初日の記録は、FP1は18周走行で全体12番手の1分18秒770、FP2が3周走行で17番手の1分19秒671に終わっている。

 FP1の走行をロバート・クビサに譲ったキミ・ライコネン(アルファロメオ)とほぼ同じの92kmの走行にとどまった角田。チームメイトのピエール・ガスリーが最多の254kmを走り切ったことを考えても、できるだけ多くの走行をこなしたかったルーキーにとっては痛恨のアクシデントであり、チームの公式サイトを通して、悔しさと反省の言葉を述べている。
 
「今日は本当にがっかりしています。マシンのリアが、とりわけ高速コーナーでとてもナーバスになり、ピエールと比較しても、ここが大きくタイムをロスしている部分でした。それを改善しようとしましたが、コントロールを失ってウォールにヒットしてしまいました。残念ながらギヤボックスにダメージがあり、午後に走行するために、チームに大仕事を強いることになってしまいました」

「メカニックたちが素晴らしい仕事ぶりでセッションが終わる前に修理を終えてくれたので、FP2では1ラップ、アタックすることができました」とスタッフへの感謝も述べた角田について、エッドルスは「スピンする前は良いペースだっただけに、彼にとっては残念なスピンだった」と振り返った他、「FP2の車はロングラン仕様になっていたので、彼のタイムは車の本当のポテンシャルを示しているわけではない」として、今後に向けての可能性を示した。
 

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