8月1日に行なわれた体操男子種目別あん馬決勝に、萱和磨と亀山耕平が出場。得点14.900で萱が銅メダルを獲得した。
萱も亀山も、演技終了後に大きな歓声が上がる圧巻のパフォーマンスを披露。萱のメダル獲得に加え、亀山も5位入賞という素晴らしい結果を残した。
その亀山は競技終了後、達成感半分、悔しさ半分という表情を見せた。2016年のリオ五輪に落選し、一時は引退も考えたが思いとどまり、今大会は32歳にして悲願の五輪出場。苦節の5年間があっただけに、まず最初に「感謝と喜びを感じています」と口にした。「引退を考えた時に引き止めてくれた(徳洲会の)米田功監督、ずっとマンツーマンで指導してくれた佐野友治コーチ。他にもいろんな人たちに支えてもらってこの舞台に立った。皆さんにありがとうを伝えたい」。
競技の出来については、「難しい演技構成に挑んだので、もっといい演技をしたかった。まあしょうがない、という感じです」と振り返ったが、やはり悔しさもあるようだ。語るうちに亀山の目からは涙がこぼれたが、「妥協なく過ごした期間だったので満足している。ずっと夢の中にいたような感じです」と、あくまで前を向いてインタビューを終えた。
一方、メダルを手にした萱は「自分の演技に集中した結果の銅メダルなので嬉しい。自分を褒めたい」と今回の演技を総括。今大会は、今まで出た国際大会で一番レベルが高く、「メダル取れるのかな」と思っていたというが、「相手のことは関係ない、自分のことだけに集中するしかない、あきらめなければ絶対に何か起こると信じて今日は挑んだ」のが功を奏したという。
そして、銅メダルを手にすると同時に感じたことが、「やっぱり僕は金メダルが欲しいんだな」ということだった。「今日のメダルは(24年の)パリ五輪に向けてのスタートの銅メダルだと思っている。まだまだ満足はしたくない」と力強く語ったその顔には、すでに次を見据えた熱き闘志が刻まれていた。“失敗しない男”の伝説は、まだまだ終わらない。
構成●THE DIGEST編集部
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萱も亀山も、演技終了後に大きな歓声が上がる圧巻のパフォーマンスを披露。萱のメダル獲得に加え、亀山も5位入賞という素晴らしい結果を残した。
その亀山は競技終了後、達成感半分、悔しさ半分という表情を見せた。2016年のリオ五輪に落選し、一時は引退も考えたが思いとどまり、今大会は32歳にして悲願の五輪出場。苦節の5年間があっただけに、まず最初に「感謝と喜びを感じています」と口にした。「引退を考えた時に引き止めてくれた(徳洲会の)米田功監督、ずっとマンツーマンで指導してくれた佐野友治コーチ。他にもいろんな人たちに支えてもらってこの舞台に立った。皆さんにありがとうを伝えたい」。
競技の出来については、「難しい演技構成に挑んだので、もっといい演技をしたかった。まあしょうがない、という感じです」と振り返ったが、やはり悔しさもあるようだ。語るうちに亀山の目からは涙がこぼれたが、「妥協なく過ごした期間だったので満足している。ずっと夢の中にいたような感じです」と、あくまで前を向いてインタビューを終えた。
一方、メダルを手にした萱は「自分の演技に集中した結果の銅メダルなので嬉しい。自分を褒めたい」と今回の演技を総括。今大会は、今まで出た国際大会で一番レベルが高く、「メダル取れるのかな」と思っていたというが、「相手のことは関係ない、自分のことだけに集中するしかない、あきらめなければ絶対に何か起こると信じて今日は挑んだ」のが功を奏したという。
そして、銅メダルを手にすると同時に感じたことが、「やっぱり僕は金メダルが欲しいんだな」ということだった。「今日のメダルは(24年の)パリ五輪に向けてのスタートの銅メダルだと思っている。まだまだ満足はしたくない」と力強く語ったその顔には、すでに次を見据えた熱き闘志が刻まれていた。“失敗しない男”の伝説は、まだまだ終わらない。
構成●THE DIGEST編集部
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