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「当たりたくなかった」卓球ハンガリー代表の指揮官が日本の強さに脱帽!とくに印象に残った選手は?【東京五輪】

江國 森(THE DIGEST編集部)

2021.08.02

1ゲームも落とすことなく、ハンガリーを一蹴した日本代表(左から平野、伊藤、石川)。(C)Getty Images

 敵将も脱帽の好発進だ。

 8月1日にスタートした東京オリンピック卓球競技の団体戦で、日本の女子チーム(伊藤美誠、石川佳純、平野美宇)が1回戦に登場。ハンガリー代表に圧勝した。

 最初のダブルスで石川/平野ペアが3-0で完勝して勢いに乗ると、続くシングルスでも、伊藤と平野がそれぞれストレート勝ち。東欧の雄をまったく寄せ付けず、ベスト8進出を決めた。

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 試合後、ハンガリーのゾルタン・バトルフィ監督に日本チームの印象を訊くと、「今日も強かった。中国と日本が最も強いので、ドローで日本と当たることになり、がっかりしたよ」と本音をこぼし、「なんとか日本を難しくしようと試みたが、なかなか上手くいかなかった」と嘆いた。

 とくにインパクトを与えたのは、シングルスで日本女子初の銅メダルを獲得したエースだったようだ。

「ミマ・イトウはやはりミマ・イトウだった。ヒラノも良かったよ。まぁ、3人ともそれぞれ素晴らしい選手なんだが、私にとってはやはりイトウだ」

 1ゲームも取れずに初戦敗退となったが、あまりの完敗に、むしろ表情はさばさばしていた。

取材・文●江國 森(THE DIGEST編集部)