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「6分間戦うことができなかった」女子レスリング最重量級3位決定戦で皆川博恵が無念のフォール負け【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.02

3位決定戦に敗れ最重量級3大会ぶりのメダル獲得の夢を絶たれた皆川博恵。(C)Getty Images

3位決定戦に敗れ最重量級3大会ぶりのメダル獲得の夢を絶たれた皆川博恵。(C)Getty Images

 8月2日、レスリング女子フリースタイル76キロ級の3位決定戦に皆川博恵(クリナップ)が登場。中国のシュウ・センを相手に立ち上がりから積極的に攻める姿勢を見せたが、一瞬の隙を突かれて身体を返されると、そのままフォールへと持ち込まれ万事休す。3大会ぶりとなる女子最重量級メダルへの挑戦はアッという間に絶たれた。

 試合を終えマットを降りた皆川は「オリンピック最後の試合なので全部出し切ろうと思っていたんですが、(試合時間の)6分間戦うこともできなかったので…。応援してくれた人に申し訳ないなと思います」と声を絞り出すと、「最重量級はずっとメダルが取れていなかったので、私が絶対に取りたいと思ってたんですけど、それが叶わなくて」と悔しさを滲ませた。
 
 ただ、初出場ながらここまで勝ち上がってきたことに対しては「オリンピックを目指して必死に頑張ってきて、自分がここまで一つのことに夢中になって頑張れるということは、今後生きていくなかで人生の糧になると思うので。オリンピック目指して頑張ってきたけど、負けてしまったからといってレスリングやオリンピックが嫌な思い出として残ってしまうのは残念なので」と語り、「これから下の階級の子たちが頑張ってくれると思うので、精一杯応援して最後までオリンピックを楽しめたらいいなと思います」と最後はチームメイトにエールも送った。

 なお、この日の女子3位決定戦に先駆けて行なわれた男子グレコローマンスタイル69キロ級では、文田健一郎(ミキハウス)が銀メダルを獲得。メダルラッシュに沸いた柔道に続き、今度は日本レスリングでさらなる飛躍を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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