専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

卓球団体女子で準決勝進出の日本に「驚異的な勝利」「歩みは順調」と国際卓球連盟が賛辞!

THE DIGEST編集部

2021.08.03

日本のエース伊藤は好調を維持。準々決勝でも、その強さを見せつけた。(C)Getty Images

日本のエース伊藤は好調を維持。準々決勝でも、その強さを見せつけた。(C)Getty Images

 東京オリンピックの卓球女子団体は8月2日に準々決勝が行なわれ、日本が台湾を3-0のストレートで下し、3日の準決勝では香港と対戦することが決まった。

 第1試合は石川佳純と平野美宇のペアで臨み、3-0(11-8、11-6、11-5)で危なげなくモノにし、第2試合も伊藤美誠が鄭怡静とのエース対決を3-0(11-2、11-9、11-8)で制すると、第3試合では平野が陳思羽から1ゲームを落としたものの、3-1(11-9、7-11、11-4、11-4)と勝利し、メダル獲得に大きく近づいた。

 完勝の後、石川は「全員が最初からすごく良いプレーをして、3-0で勝てたのはすごく嬉しい」、平野は「大事な試合だと思っていたので、勝てて良かった。第1試合を取れたことがすごく自信になった」とそれぞれ試合を振り返り、伊藤は「チーム一丸となるのは大事だが、明日も個々の力が必要になってくる。楽しみながら勝ちに行きたい」と次ラウンドへの意気込みを語っている。

 2012年ロンドン大会で銀メダル、16年リオデジャネイロ大会で銅メダルと獲得している日本の3大会連続の4強入りを、各国のメディアも報じ、台湾の通信社『CNA』は「準々決勝という過去最高の舞台に立った台湾を、日本が3-0で撃破。開催国は伊藤、石川、そして引退した福原愛によって銅メダルを獲得したリオ五輪に続いてのメダル獲得を目指している」と綴っている。
 
 また、同国の日刊紙『中国時報』は「開催国・日本が準々決勝で台湾女子チームに立ちはだかり、前進を阻止した。鄭先知、陳思羽、鄭怡静は敗戦を悲しんだものの、よく準備ができていた対戦相手を称賛した」と報じ、陳思羽の「ライバルの日本を倒すために、十分な経験が詰めなかったのが残念だ」とのコメントも掲載した。

 さらに、日刊紙『聯合報』は、表彰台に上がることを目標にしていた台湾が日本に敗れ、3選手が涙に暮れたことを報じるとともに、「相手は強さ、勢い、自信において明らかに我々によりも上だった」という彼女らの日本評を紹介している。

 一方、次の日本の対戦相手に決まった香港の日刊紙『SCMP』は「開催国は台湾を3-0で一蹴した。そして、ルーマニア相手に第1試合を落としながらも、前例のないゲームの末にメダル獲得のチャンスを残した香港を待ち受ける」と報じ、国際卓球連盟(ITTF)は「開催国は台湾相手に3-0の驚異的な勝利を収め、準決勝進出を果たした日本。これまでのところ、その歩みは順調だ」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号