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【卓球男子団体戦】日本が難敵スウェーデンを下し準決勝へ!相手エースを翻弄した丹羽孝希がMVP級の大活躍【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.03

難敵スウェーデンを下し、日本がベスト4進出を決めた。(C)Getty Images

難敵スウェーデンを下し、日本がベスト4進出を決めた。(C)Getty Images

 8月3日に行なわれた、東京五輪卓球競技の男子団体戦準々決勝。スウェーデン代表(クリスティアン・カールソン、アントン・シェルベリ、マティアス・ファルク)と対戦した日本チーム(水谷隼、張本智和、丹羽孝希)は、3-1で激闘を制し準決勝進出を果たした。

 第5シードの難敵を前に、1回戦からオーダーを変えてきた日本チーム。前日は単複で出場した水谷をエースとしてシングルス2点使いで起用し、第1試合のダブルスには、張本/丹羽ペアが臨んだ。

 その第1試合、カールソン/シェルベリ ペアとの戦いは、全ゲームが3ポイント差以内の決着という大接戦となる。第1ゲームは11-8、第2ゲームもデュースの末に13-11と張本/丹羽ペアが連取するも、第3ゲームは8-11で落としゲームカウントは2-1に。第4ゲームは最後まで食らいつく相手に11-9で勝ち切り、日本に1勝目をもたらした。

 そしてエース対決となる第2試合、日本は今大会好調の水谷で一気に王手をかけたいところだったが、世界ランキング9位の強敵ファルクにそのプランを打ち砕かれる。第1ゲームを3-11と大差で落とすと、第2ゲームも終始相手にペースを握られ、粘りを見せるも9-11で惜敗。ゲームカウント0-2と窮地に追い込まれてしまう。
 
 後がなくなった水谷は、第3ゲームも0-3と劣勢を強いられたものの、デュースの末に12-10で逆転勝ち。この勝利でエンジンがかかったか、第4ゲームは一時4-1と好スタートを切る。しかしその後追いつかれ、最終スコアは8-11、水谷にとって東京五輪初黒星となった。

 張本とシェルベリが激突した第3試合も序盤の流れはスウェーデンにあり、第1ゲーム開始直後は1-6と苦しい立ち上がりに。以降は追い上げデュースに持ち込むも、10-12で相手に先手を許してしまう。

 しかし第2ゲームを11-9で勝ち切ると、第3、4ゲームも11-9、12-10と競り合いを制しゲームカウント3-1で見事勝利。第3、4ゲームは序盤に大きくリードしながら、その後猛反撃に遭い追いつかれるという課題はあったものの、日本に貴重な勝利をもたらした。

 そしてこの準々決勝の勝利の立役者は、丹羽と言っていいだろう。王手をかけて迎えた第4試合、水谷を苦しめた相手のエース・ファルクを巧みに翻弄。第1ゲームを12-10で勝ち切ると、第2ゲームは11-5、第3ゲームも11-6と相手に自分の卓球を一切させず、日本を準決勝へと導いてみせた。

構成●THE DIGEST編集部

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