８月４日、東京五輪のレスリングは４日目を迎え、女子フリースタイル57キロ級の試合が開始された。リオデジャネイロ五輪では63キロ級に出場し、金メダルに輝いた川井梨紗子（ジャパンビバレッジ）が登場。2大会連続の金メダルに向けて、好調なスタートを切った。

　川井梨紗子の本来の階級は57キロ級。しかし、リオ五輪の時は、この階級にはオリンピック３連中の伊調馨がいたため、階級を変えて出場した。今回は本来の階級で伊調に挑戦して代表を獲得。金メダル最有力候補として東京五輪に挑んでいる。

　１、２回戦に勝利した川井は、相手に研究されているのではとの問いに、「相手よりも、自分のまだ改善するべき点が、この６分の2試合でも見つかっているので、自分自身の問題なのかなと思います」と自分試合内容にまだ満足していない様子。
  　今日の夕方に行なわれる準決勝に向けて、「細かい部分ですが、6分間の試合の組み立ての部分かなと思います」と改善点を挙げた。そして、「今日最後の試合になるので悔いの残らないようにやり切りたいと思います」と気合を入れた。

　今日、女子62キロ級の決勝に出場する妹の川井友香子について聞かれると、「正直、友香子の試合を見る方がすごく緊張していました。でも、それを振り払ってくれるぐらいの力強い試合を見せてくれて、自分もやらなきゃと言う気持ちにさせてくれました」と、昨日の妹の準決勝をスタンドから見ていた時の気持ちを明かした。

　２大会連続金メダルに向けて、姉妹での金メダルに向けて、川井ファミリーにとって大きな挑戦が続く。

構成●THE DIGEST編集部

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