８月４日、東京五輪のレスリングは開幕４日目を迎え、女子62キロ級の決勝に日本の川井友香子が登場。キルギスのアイスルー・ティニベコワに４－３で勝利し、金メダルを獲得した。

　今大会１ポイントも許さず勝ち上がってきた世界王者に対し、得意のタックルでリードを奪っての勝利。試合後は「夢みたい」と喜びを語った。

「ずっと憧れていた舞台で、一番理想としていた金メダルを取れて本当に嬉しいです」

　勝利後は日の丸の国旗を背にマットを一周し、「ずっとこれがしたかった」と万感。「今まで２位や３位だったりで、あとちょっとのところで負けてきたので、やっとこれができて嬉しいです」と笑顔を見せた。
  　今大会の目標は、姉・梨紗子との姉妹での金メダル。スタンドで見守った姉、そして家族への感謝を述べた。

「私がケガをして手術をした時から、どんな時も支えてくれて。今まで結果で恩返しすることができなかったので、やっとこれで恩返しできたかなと思います。明日まだ梨紗子が決勝戦残ってるんですけど、いい形でつなげられたかなと思います」

　レスリング史上初の“姉妹金メダル”へ。まずは妹が結果を残した。明日は姉の梨紗子が決勝のマットに立つ。

構成●THE DIGEST編集部

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