バレーボール

「一晩にして有名になった!」髙橋藍の“フェイクトス”に海外メディアが注目「動きがアニメのようだった」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.05

攻守で活躍した髙橋藍のとあるプレーが海外で注目を集めている。(C)Getty Images

 この東京オリンピックのバレーボール男子日本代表は、8月3日の準々決勝でブラジルに敗北したものの、29年ぶりに五輪の決勝ラウンドに進む快進撃を見せた。彼らの躍動は大会を終えた今も反響が続いている。とりわけ相手を面白いほど翻弄させた、最年少の19歳、髙橋藍のプレーは海外メディアからも注目を集めている。

 話題になっているのは、7月26日のカナダ戦で髙橋が見せたフェイクトスだ。ツーで中央からバックアタックを打つふりをした髙橋は、自身に引き寄せられた相手ブロックをいなすように、レフトの石川祐希にトスを上げた。この技巧にだまされたブロッカーは、ノーマークとなった石川が放った豪快なスパイクを呆然と見つめるしかなかった。

 このプレーに熱視線を送った米メディア『INSIDER』は、「日本のスタールーキーは、スポーツアニメ『ハイキュー!』にそっくり真似たような滑らかな動きはSNSでもバズった」と報道。さらに「Twitter上でファンページをも生み出し、代表デビュー前には日本でも比較的知られていないルーキーのタカハシを一晩で有名人に変えた」と評した。
 
 既に準々決勝で姿を消した日本について同メディアは、「残念ながらタカハシの新しいファンは、このオリンピックでこれ以上彼を見ることは出来ない」と悲報を報じるも、「今後、ファンは他の試合で引き続き注目する可能性がある」と期待を寄せている。
 
構成●THE DIGEST編集部

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