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「ここで達成できて嬉しい」池田向希が銀、山西利和が銅!20km競歩はW表彰台で歴史的快挙!【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.05

銀メダルを掴み取った池田向希は、笑顔でゴールした。(C)Getty Images

 8月5日、札幌大通公園で開催された東京五輪の陸上男子20キロ競歩決勝。池田向希(旭化成)が1時間21分14秒で銀メダル、山西利和(愛知製鋼)が1時間21分28秒で銅メダルを獲得した。

 勝負はラスト3キロだった。気温32度という厳しい条件のなかスタートした同レース。スタートから山西を中心に1キロ4分15秒前後とスローなペースで展開された。4キロ手前で、中国の王凱華が飛び出した。

 日本勢の山西と池田は落ち着いて第2集団レースを進めると、12.5キロ付近で王を捉え、再び先頭集団に。17キロ過ぎ、山西が仕掛けると、池田とマッシモ・スタノ(イタリア)が反応した。メダルの色が決まる3人の争いは、18キロ過ぎ、まず山西がふるい落とされ、19キロ過ぎには池田もスタノに離された。スタノは猛スパートでゴールに飛び込み優勝を果たすと、池田は2位、山西が3位と続いた。
 
 レース後、「メダルを目標にやってきたので、ここで達成できて嬉しい気持ち」と率直に喜びを口にした池田は、「ラスト5キロに備え、余裕を持たせることを考えて歩いてました」と振り返った。

 さらにラスト3キロのスパートに対しては以下のように語っている。

「やっぱり山西さんは強くてずっと負け続けてきたんですけど、ずっとスパートに対する対策を取り組んできたので、今回こういう大舞台で対応することができて、今までの成果がやっと達成できたかなと思っています」

 なお日本から出場した高橋英輝(富士通)は1時間27分29秒の32位で完歩した。

構成●THE DIGEST編集部

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