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「非常に良いライバル」中国の監督が日本女子卓球の進化を称賛!「この5年間、毎日が恐怖だった」」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.06

銀メダルを獲得した卓球女子団体。左から平野、石川、伊藤。(C)Getty Images

銀メダルを獲得した卓球女子団体。左から平野、石川、伊藤。(C)Getty Images

 8月5日に開催された東京五輪の卓球女子団体決勝で、日本は中国にストレートで敗れ、悲願の金メダルを逃したが、2012年ロンドン大会以来の銀メダルを獲得した。

 第1試合、石川佳純/平野美宇ペアは、陳夢/王曼昱ペアを相手に序盤から主導権を握り1ゲームを先取。しかし、その後ハイレベルな戦いを繰り広げるもゲームカウント1-3で落とした。

 シングルスの準決勝で敗れた孫穎莎とのリベンジマッチとなった伊藤美誠の第2試合。ラリーに緩急をつけるなど積極的に攻めたが、孫の強烈なドライブに敵わずゲームカウント1-3で落とす。続く第3試合、平野が王と対戦。2ゲーム目には一進一退の攻防をみせたが、結局ストレートで敗れた。

 日本に圧勝した中国の李隼監督は、試合後に「ゲームは容易ではなかった」とコメント。「オリンピックの舞台に初めて出場した若い選手たちが大変な仕事をしてくれて、心から嬉しい」と中国メディア『新浪体育』で振り返っている。
 
 李監督はさらに「日本は非常に良いライバル。イトウもイシカワもヒラノも果敢に中国に挑み、成長し続けている」と評価。特に「イトウはシングルスから団体までの短期間で戦術を変え、ボールの回転を理解したりコントロールの精度を上げるなど、これまで以上に大きな進歩を遂げていた」と称えている。

 中国が強さをキープする理由については日本が関係していると言い、「私たちは毎日恐怖を抱き、熟考している。この5年間、毎日が恐怖だった」と明かした。

 中国と良きライバル関係となっている日本。3年後のパリ大会では、この悔しさを糧にさらに成長した姿を見せてくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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