8月5日に行なわれた、東京五輪卓球競技の女子団体戦決勝。日本(伊藤美誠、石川佳純、平野美宇)は“絶対王者”中国(陳夢、孫穎莎、王曼昱)に0-3で敗れ頂点には届かなかったものの、2大会ぶりの銀メダルに輝いた。
この試合、注目ポイントのひとつとして、伊藤と孫の“同い年ライバル対決”があった。2人は7月29日に行なわれたシングルス準決勝でも激突しており、結果は伊藤がゲームカウント0-4でストレート負け。伊藤としてはこの団体戦で雪辱を果たしたいところだったが、第2試合でゲームカウント1-3で敗れ、またも孫の前に屈することとなった。
この東京五輪で、同じ相手に2度も完敗を喫してしまった伊藤。しかし、対戦相手の孫は試合後のプレスカンファレンスで、伊藤との対戦について「毎回やりがいがある」と切り出し、こう続けた。
「勝ちたいという気持ちや結果がどうであれ、お互い心から試合を楽しんでいます。彼女とは(シングルス準決勝で)戦ったばかりなので、準備は万全でした。メンタル面はおそらく彼女の方が優れているでしょう。私は技術的、戦術的な能力面、そしてメンタル面でもしっかりと準備ができました。そして前回の対戦は忘れ、新たな試合として臨みました」
また、伊藤が11-3で取った第3ゲームについては、こう振り返った。
「第3ゲームでは、伊藤は常にプレーを変化させ、ポイントする方法を探し続けていました。新たなスキルを披露したり、勝つための戦術を試したり……彼女の“進化”を感じたのです。私が勝ちを急いでしまった一方で、彼女は自分のリズムを見つけ出していました」
実際に第3ゲームの伊藤は、この試合のハイライトとも言える強烈なカウンタースマッシュを打ち込むなど、随所で素晴らしいプレーを見せていた。次に2人が対戦する時は、孫が話したようにさらなる“進化”を遂げ、ぜひともリベンジを果たしてほしいところだ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】銀メダルに輝いた卓球日本女子団体の激闘を激選ショットで振り返る!
この試合、注目ポイントのひとつとして、伊藤と孫の“同い年ライバル対決”があった。2人は7月29日に行なわれたシングルス準決勝でも激突しており、結果は伊藤がゲームカウント0-4でストレート負け。伊藤としてはこの団体戦で雪辱を果たしたいところだったが、第2試合でゲームカウント1-3で敗れ、またも孫の前に屈することとなった。
この東京五輪で、同じ相手に2度も完敗を喫してしまった伊藤。しかし、対戦相手の孫は試合後のプレスカンファレンスで、伊藤との対戦について「毎回やりがいがある」と切り出し、こう続けた。
「勝ちたいという気持ちや結果がどうであれ、お互い心から試合を楽しんでいます。彼女とは(シングルス準決勝で)戦ったばかりなので、準備は万全でした。メンタル面はおそらく彼女の方が優れているでしょう。私は技術的、戦術的な能力面、そしてメンタル面でもしっかりと準備ができました。そして前回の対戦は忘れ、新たな試合として臨みました」
また、伊藤が11-3で取った第3ゲームについては、こう振り返った。
「第3ゲームでは、伊藤は常にプレーを変化させ、ポイントする方法を探し続けていました。新たなスキルを披露したり、勝つための戦術を試したり……彼女の“進化”を感じたのです。私が勝ちを急いでしまった一方で、彼女は自分のリズムを見つけ出していました」
実際に第3ゲームの伊藤は、この試合のハイライトとも言える強烈なカウンタースマッシュを打ち込むなど、随所で素晴らしいプレーを見せていた。次に2人が対戦する時は、孫が話したようにさらなる“進化”を遂げ、ぜひともリベンジを果たしてほしいところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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