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「なにもかもが間違いだ!」“伝説”カール・ルイスが米代表の400mリレー予選敗退を猛批判!「まったく恥ずかしい」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.06

頭を抱える最終走者ギレスピー。陸上大国アメリカは4大会連続で400mリレーのメダルを逃した。(C)Getty Images

 伝説のスーパースターにとっては、現実とは思えない光景だったようだ。

 8月5日、東京五輪・陸上の4×100メートルリレー予選が開催され、優勝候補の一角を担うアメリカ代表チームが敗退の憂き目に遭った。予選2組でまさかの6着に終わり、タイムは38秒10。予選1組で3着だった日本よりもタイムで上回ったものの、決勝進出を果たすことができなかった。

 この惨状に対して、辛辣なコメントを寄せたのが陸上界のレジェンド、カール・ルイス氏だ。英公共放送『BBC』や米ネットワーク『ESPN』などが大々的に伝えている。

 60歳となったオリンピアンは「USAチームの男子リレーはなにもかもが間違いだ」とバッサリ。さらに「(バトンを渡す)パスシステムが間違っているし、アスリートも間違った脚で走っていた。そしてハッキリしていたのが、そこにリーダーシップが皆無だったということ」と指摘し、「まったくもって恥ずかしいし、受け入れがたいよ。USAチームがAAU(アマチュア運動連合)の少年たちより酷いなんてね」と断じたのである。
 
 ルイス氏は100メートルや走り幅跳びなど五輪で合計9つの金メダルを獲得した超人。4×100メートルリレーも1984年ロサンゼルス大会と1992年バルセロナ大会で金メダルに輝いた。一方で、アメリカ代表が同レースで優勝を飾ったのは2000年シドニー大会が最後。2004年アテネ大会の銀メダル以降は振るわず、これで4大会連続のメダル逸となった。

 同じく五輪の陸上短距離で4つの金メダルを獲得したマイケル・ジョンソン氏も、SNSで怒りをぶちまけた。こちらも「ロケット競争じゃないんだぞ! 20メートルの間でふたりのフルスピードのランナーがバトンをリレーするんだ。練習するしかないだろ! 恥ずかしいし、馬鹿げている」と容赦ない。

構成●THE DIGEST編集部

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