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「水谷さんに抱き着く準備はできていた」と明かした張本智和。初のメダル獲得に「やっと世界のスタートラインに」と歓喜【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.06

初のメダルを獲得した張本。水谷の勝利を確信し「第4試合が始まる時点で(抱き着く)準備をしていた」と明かした。(C)Getty Images

初のメダルを獲得した張本。水谷の勝利を確信し「第4試合が始まる時点で(抱き着く)準備をしていた」と明かした。(C)Getty Images

 8月6日、東京五輪卓球競技の最終日に行なわれた3位決定戦に臨んだ日本男子チーム(水谷隼、張本智和、丹羽孝希)は韓国(鄭栄植、李尚洙、張禹珍)を3-1で破り、2大会連続のメダルとなる銅メダルに輝いた。

 試合終了直後、勝負を決めた水谷の元に真っ先に駆け寄り抱き着いた張本は「水谷さんがいてこその日本男子チームなので、最後決めてくれると信じてましたし、リオからの5年間は感謝しかないです」と頼れる先輩を称賛。

 さらに「4番(4試合目)に入る時にはもう準備していました。ただ3-0っていうのが思ったより早かっただけで、『きっと自分は水谷さんに抱き着くな』と思っていました」と、すでに水谷の勝利を確信していたことを明かした。
 
 メダル獲得については「世界卓球もオリンピックも初めてのメダルなので、やっと世界のスタートラインに立てたような気がします」と喜びのコメント。そして初のオリンピックを終えた感想は「今はとても楽しい」としながらも「シングルスでは反省がたくさんありますし、やっぱり先輩の力のおかげでここまで来れたので、次もやっぱり仲間の力は必要ですけど、自分1人の力でも個人戦はもっと頑張らなきゃなという反省はあります」と気を引き締めた。

 日本の若きエースの目は、すでにさらなる高みへと向いている。

構成●THE DIGEST編集部

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