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「波乱に満ちた1日の犠牲者」張本智和の早期敗退に世界中が驚き!番狂わせを演じたスロベニアの反応は?

THE DIGEST編集部

2021.07.28

金メダル候補の張本の敗戦は、驚きを持って世界に配信された。(C)Getty Images

金メダル候補の張本の敗戦は、驚きを持って世界に配信された。(C)Getty Images

 7月27日、東京オリンピックの卓球男子シングルスが行なわれ、4回戦では日本の張本智和がスロベニアのダルコ・ヨルジッチにゲームカウント3-4で、予想外の敗北を喫した。

 世界ランキング4位の張本にとっては、28位という格下相手との戦いだったが、第1ゲームこそ制するも、調子が上がらないまま2、3ゲームを落とす。相手の強力なサーブとバックハンドに苦しみながらも4、5ゲームを取り返したが、接戦の6ゲームを制されると、最終7ゲームも7-11で敗北、メダルを目指したシングルスの戦いは早々に終焉を迎えることとなった。

 初の五輪でのプレーを「楽しくも怖かったなと。夢の舞台で、楽しさはあったけど、普段の思い切ったプレーができなかった」と振り返るも、試合については「後悔はそこまでなく、今やれることを出し切った。本当に相手が強かった」と比較的ポジティブにコメント。「この借りは団体で返したい」と気持ちを切り替えていた。
 
 このアップセットには、世界も驚きを隠せず、卓球の統括機関である世界卓球連盟(ITTF)も公式サイトで「東京での信じられない光景」とこの結末を表現し、「スロベニア人として初めてシングルスでの準々決勝に進出した22歳が人気者である張本を打ち破り、開催国に酷い苦痛を与えた」と記述。また欧州卓球連合(ETTU)も「有力なメダル候補だった張本が躓き、ヨルジッチが高みに到達した」と伝えた。

 また、ドイツの卓球連盟(DTB)は「メダル候補だった張本がラウンド・オブ16で敗退したことは、完全な予想外の出来事だった」と綴った後、「張本を彼のホームで破って準々決勝に出場できたことは、信じられないほど素晴らしいことだ。今日の自分は精神的に強く、緊張もなかった」とのヨルジッチのコメントも紹介している。

 卓球王国・中国もこれに反応し、『News Beezer』の香港版が「スロベニア人相手の予想外の敗北により、18歳の日本人スター・張本の五輪の夜は台無しとなった」と綴った他、日本から遠く離れたアフリカ・ナイジェリアの『RUDEBEES NG』も「番狂わせに唖然とした張本。波乱に満ちた1日の中で、彼は最も重大な犠牲者となった」と報じ、このトーナメントでは丹波孝希も4回戦で姿を消したことも併せて、「日本の失意」と綴った。
 

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