８月６日、東京五輪卓球競技の最終日に行なわれた３位決定戦に臨んだ日本男子チーム（水谷隼、張本智和、丹羽孝希）は、韓国（鄭栄植、李尚洙、張禹珍）を３-１で破り、２大会連続のメダルとなる銅メダルに輝いた。

　試合を終えて水谷は「今でも信じられないというか、そんなにプレーはよくなかったんですけど、気持ちで最後は勝てたんじゃないかなと思います」と感無量の表情。また丹羽とのサウスポー同士のダブルスについて「今まで練習してきたなかでも、今日の試合が一番良かったと思いますし、左と左のダブルスの可能性を皆さんに示せたんじゃないかなと思います」と語った。
  　試合を決めた自身のパフォーマンスについては、「まさか自分がシングルスで勝てると思ってなかったので、スウェーデン戦、ドイツ戦と敗れて、あまり調子が良くないなかで最後３-０で勝つことができて、感無量ですね」と喜びを露わに。大会全体を振り返って「とにかく試合ができてよかったですね。本当に１本１本を噛みしめながら、この舞台に立てたことに感謝しています」と述べた。

　そして今回の日本チームについて「本当に最高の後輩たちに恵まれて、素晴らしい結果を残すことができた」と語った水谷。「今度の（2024年）パリ（五輪）ではぜひ金メダルを目指して、後輩たちに頑張ってほしいと思います」とエールを送った。

構成●THE DIGEST編集部

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