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「第1ピリオドで試合を終わらせた」全試合テクニカルフォール勝ちの須﨑優衣の強さに海外メディアも驚愕【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.08

全試合テクニカルフォールの上、相手に1ポイントも与えず圧勝した須﨑優衣。(C)Getty Images

 8月7日、東京五輪のレスリング女子50キロ級で、日本の須﨑優衣が初出場で悲願の金メダルを獲得した。その圧倒的な強さを、海外メディアも驚きを持って伝えている。

 アメリカの『NBC』は、「テクニカルフォールで中国の孫亜楠(ソン・アヤン)に勝利」と、決勝でも圧勝だったこと、そして、日本女子レスリングにとって4つ目の金メダルであることも報道。対戦相手の中国メディア『新華社』は、須﨑が開会式で旗手を務めたことに触れた後、「序盤から孫をマットに抑え込み、第1ピリオドで試合を終わらせた」と、1分36秒の短時間で勝敗が決したことに驚きを隠さなかった。
 
 敗れた孫は「今までのようなパフォーマンスが出せず悔しい。小さなミスが敗北を招いてしまった」と、短時間で試合が決してしまったことを悔しがった。

 須﨑は、決勝だけでなく、1回戦から4試合全てテクニカルフォール勝ち(10点以上差を付けた勝利)。その上、相手には1ポイントも与えていないという圧巻の試合運びだった。

 試合後の会見では、「東京オリンピックの存在が私自身を強くしてくました」と語った須﨑。「(コロナ禍で)開催するのも大変な中、開催して頂いて金メダルを獲得できました。たくさんの方のご理解、ご協力のおかげで夢を叶えられたので感謝しています」と謝辞を述べている。

構成●THE DIGEST編集部

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