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「恥を知りなさい!」怒れる米女優が近代五種で馬を殴打した独チームを痛烈批判!まさかの“買い取り”を表明【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.20

馬上で泣きじゃくるシュロイ。結果的にこの馬術が「失権」となり、メダル争いから脱落した。(C)REUTERS/AFLO

 いまだ物議を醸しているのが、東京五輪の近代五種で起きた看過できないハプニングだ。

 8月6日に開催された同競技で、4番目の種目である馬術に臨んだのが、ドイツ代表のアニカ・シュロイ。騎乗したセントボーイとともに順調に障害をクリアしていたが、5つ目にチャレンジする前に馬が興奮状態となり、制御できなくなってしまう。パニックに陥り、馬上で泣きじゃくるシュロイ。そのとき、近づいてきたセントボーイの臀部を拳でコツンと殴った人物がいた。ドイツ代表の女性監督であるキム・レイズナーで、「もっと本気で叩きなさい!」とシュロイに指示している声も場内映像に収められていたのだ。

 動物虐待と取られてもおかしくない行動に、すぐさまUIPM(国際近代五種連合)が動く。その日のうちに声明文を発表し、「レイズナー氏が馬を殴打しているように見えるビデオがあり、それを検証した結果、競技規則に違反していることが判明した」と記し、「特別委員会は彼女に対してブラックカードを提示し、東京オリンピック2020におけるすべての資格を停止する」と事実上の追放処分という厳罰に処したのだ。

 馬術種目まで上位をキープしていたシュロイだが、この4種目目が「失権」となってメダル争いから脱落。最終的には36人中31位で大会を終えた。
 
 あれから2週間近くが経過したが、あらためて強い憤りを発露したセレブがいる。アメリカ国内でテレビドラマを中心に活躍する人気女優、ケイリー・クオコだ。普段から動物への惜しみない愛情を表現し、自身も馬術にのめり込んでいる35歳は、公式インスタグラムで次のように思いの丈をぶちまけた。

「このような侮辱的な出来事にコメントするのは、私の義務で愛情だと感じている。もはやオリンピックの障害飛越じゃない。私たちのスポーツがどれだけ愚かで虐待的なものかを示してしまった。恥を知りなさい。あなたたちは母国にもこのスポーツにも尊厳をもたらせず、私たちの印象をも悪くしたのよ」

 さらには、殴打されたセントボーイの買い取りも表明。クオコは「私はこの馬を無条件で購入して、本来のあるべき生き方を見せてあげようと思う。だから金額を提示してほしい」と投げかけた。クオコの夫は馬術のトレーナーで、米メディアによると、夫婦は25頭前後の馬を所有しているという。

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