格闘技・プロレス

「ジュニアとヘビーの違いが分かんねぇ!」復帰を果たした高橋ヒロムが「思いついちゃった」“仰天プラン”とは?【新日本】

THE DIGEST編集部

2021.08.28

DOUKIを葬り去って、復帰戦で白星を手にしたヒロム。試合後には驚きのプランを口にした。(C)新日本プロレス

 8月27日、新日本プロレスは、『SUMMER STRUGGLE 2021』後楽園ホール大会を開催。注目されたメインイベントでは9.5埼玉・メットライフドーム大会でロビー・イーグルスのIWGPジュニアヘビー級王座に挑む高橋ヒロムが、復帰戦としてDOUKIと対決した。

 試合はゴングが鳴ると同時に激しい攻防戦の様相に。負傷離脱のブランクを感じさせない動きを見せるヒロムに対し、DOUKIもDOUKIボムや土遁の術・改と引き出しを全開にして反撃。両雄ともに一歩の譲らないバトルを繰り広げる。

 しかし、ヒロムが土壇場で勝負を決めた。スープレックス・デ・ラ・ルナをコンプリートショットで切り返すと、試合終了まで残り17秒というタイミングでビクトリー・ロイヤルからのTIME BOMB IIでDOUKIからカウント3を奪取した。

 試合後、バックステージでヒロムは、「ただいま。気持ちいいなぁ~。プロレス、気持ちいいわ。大好きだわ。半年も試合しないと、この快感は、味わえないし、忘れちゃうんだな。相手がDOUKIでよかった。あいつじゃなかったら、もしかしたら不完全だったのかもしれない」とライバルの実力を再確認。そのうえで、こう続けた。

「俺はこの欠場期間、約半年、何を考えてプロレスを見てたと思う? ジュニアとは何なのか、ヘビー級とは何なのかを、真剣に考えて見てたよ。いち選手として見るんじゃなくて、ファンの気持ちになって見てた。ジュニアとヘビー、違いが分かんねぇな。コレってさぁ、ヤバいんじゃないの? 全てが曖昧だとさぁ、これから先、ジュニアをやりたいと思う人間がいなくなっちゃうんじゃないかって、すげぇ不安になったよ」

 ジュニア戦線の未来を不安視するヒロムは、「頼みの綱の上村も『105kg になって帰ってきたい』って言ってたし、デビューしたばっかのあの2人も、ジュニアなのかヘビーなのか分からないけど、どっちなんだろうなぁ」と続け、「でも、思いついちゃったんだよ」と仰天プランを口にした。

「ジュニアによる、ジュニアのための、ジュニアの入門テストをやろうぜ。トレーナーはそうだなぁ……金丸さんがいいかなぁ? いや、いいんだ、いいんだ、コレを一人のファンの意見として聞くか、それとも、真剣に向き合って、そろそろ考えるべきなんじゃないのか、新日本プロレス」

 最後には「つまり、9.5メットライフドーム、IWGP ジュニアヘビー級選手権試合、ロビー・イーグルス、新日本プロレス・ジュニアの戦いを見せた上で、(胸を叩いて)俺が勝つ!」と宣言。周囲を驚かせたプランはまずは"ベルトさん"を取り戻してから実行に移す考えのようだ。

◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2021』
2021年8月27日
東京・後楽園ホール
観衆 580人
▼高橋ヒロム復帰戦(30分1本勝負)
○高橋ヒロム(29分43秒 片エビ固め)DOUKI●
※TIME BOMB Ⅱ

文●どら増田
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