一般人男性の手に東京五輪の金メダルが渡るという事件が起きた。

　事の発端となったのは、ロサンゼルス国際空港。アメリカ人のマーク・エルンスト氏が空港から持ち帰ったスーツケースを開けたときだった。なんと東京五輪の金メダルが出てきたのだ。「盗むつもりは全くなかった」という同氏は自身のSNSで、次のように事の経緯を伝えている。

「私が持っていたスーツケースは、誰もが手に入れられるコストコで買ったものだからね」

　自身のバックに金メダルが入っていたために驚きを隠せなかったというエルンスト氏は、「正直驚いた。このメダルの所有者は分からないし、これを盗んだと非難されたくない」と弁明。すでに航空会社には連絡済みで、「私は既にたくさんの人に連絡したけど所有者が見つからない。本当の所有者に戻したい」と願った。
  　スーツケースにはスノーボードブランド686のネームタグがついているが、肝心の名前は記されておらず、メダル以外には、白地でブルーのナイキロゴが入った靴が入っていたという。

　すでに同氏の投稿には３千を超えるコメントがついており、中には「金メダルは空港に渡して対処すべき」「メダルには競技名が刻まれており、確認していないので偽物だ。全てエルンスト氏が作った話」とエルンスト氏を疑った意見も寄せられている。

　果たして事件の真相はいかに……。とにかくメダルを紛失した選手へ無事に返却されることを祈るばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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