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バレーボール

バレーボールの新鋭・高橋藍がイタリア挑戦を明言!パリ五輪を見据え、日体大在学中の移籍も視野

北野正樹

2021.09.06

今後の日本を背負っていくであろう高橋が海外挑戦を表明した。(C)Getty Images

今後の日本を背負っていくであろう高橋が海外挑戦を表明した。(C)Getty Images

 東京五輪のバレーボール男子で、29年ぶりの準々決勝進出に貢献した高橋藍(日体大)が9月6日、在学中にもイタリアのプロリーグに挑戦する意向を持っていることを明らかにした。3年後のパリ五輪を見据え、レベルアップには海外での経験が不可欠と考えたという。

 日本バレーボール協会が、アジア選手権(12~19日、千葉ポートアリーナほか)を前に開いたオンライン記者会見で表明した。

 高橋は、「(イタリア代表で)同世代のミケレットというすごい選手がいることに大きな刺激を受けた。世界で戦うために何がベストなのかを考え、イタリアに行くことを視野に入れている」と、世界最高峰といわれるイタリア・セリエAでのプレーを希望していると語った。具体的な話はまだないが、一部関係者には希望を伝えているといい、「パリ五輪まであと3年しかない。在学中に少しでも行って経験し、パリ五輪につなげることがベスト(の選択)」と、日本代表主将で中大在学中にイタリアでプレーした石川祐希のような形での海外挑戦を考えている。
 
 高橋に先立って会見した石川は、代表のエース・西田有志やセッターの関田誠大が、今季、イタリアとポーランドのプロリーグに移籍することに関し、「世界で勝つためには、世界を知らなくてはいけない。海外のトップリーグに挑戦する選手が増えることは、いい傾向。とてもいい刺激をもらって帰ってくると思う」と、歓迎していた。

 中垣内祐一監督はアジア選手権について、「2位以上に入り、世界選手権の出場権を獲ることが目標」とし、自身の去就については「今後のことについては、この場では答えない」と明言は避けた。

【PHOTO】五輪で29年ぶりの準々決勝進出を果たしたバレーボール男子日本代表12名を紹介!

文●北野正樹(フリーライター)
【プロフィール】きたの・まさき/1955年生まれ。2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。南海が球団譲渡を決断する「譲渡3条件」や柳田将洋のサントリー復帰などを先行報道した。関西運動記者クラブ会友。

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