9月19日、新日本プロレスはエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で最強戦士決定戦『G1クライマックス31』Bブロック開幕戦を開催。注目のメインイベントでは、IWGP USヘビー級王者の棚橋弘至とオカダ・カズチカによるドーム級の黄金カードが実現した。
【動画】オカダが沈んだ棚橋弘至の渾身ハイフライフローをチェック!
緊張感のある攻防が続いた試合は、終盤になって勝負に出た棚橋が場外へのハイフライフローをはじめ、矢継ぎ早に大技を炸裂。一気に主導権を握りに攻勢を強めるが、これをことごとく返したオカダがカウンターのドロップキックで流れを一変させる。
そして残り時間が1分を切り、時間切れによる痛み分けが濃厚となったなかで、エルボーの応酬を制したオカダは開脚式のツームストンパイルドライバーを炸裂。最後は久々に渾身のレインメーカーを棚橋に浴びせ、カウント3をもぎ取った。
試合後のリング上で「今までのオカダ・カズチカじゃなくて、“レインメーカー”オカダ・カズチカが帰って来たぜ!」と絶叫したオカダは、2012年に大阪から始まったレインメーカーショックを振り返り、「こんなとこで満足してんじゃねぇぞ!『G1クライマックス』にカネの雨が降るぞー!」と大会を締めくくった。
バックステージでも感慨に浸るオカダは「なんかグッときましたよ。正直、ほんとに」とポツリ。そのうえで、長年激闘を繰り広げてきた“永遠のライバル”との戦いを振り返った。
「棚橋弘至と闘うことによって、目が覚めましたよ。僕もいろいろと迷ってる部分っていうのはリング上にも出て来てると思いましたし、そんな迷ってる状態で勝てるほど棚橋弘至っていうのは甘くない。もっと衰えてるかと思ったら、全然衰えてないっすよ」
さらに「やっぱりプロレスラーが元気与えていかないと。ほんとに出せるものすべて出して、闘っていこかなと。そういう意味ではほんとに、棚橋弘至が初戦でしたし、まあ最高のスタートが切れたんじゃないかと思います」と総括したオカダは、棚橋に勝利した充実感を口にした。
一方でバックステージのフロアに突っ伏した棚橋は「悔しいなあ……」と言葉を絞り出すと、「もう、オカダに追いつくのは、難しいかな」と続けた。
「今、5勝7敗3分。2つ負け越してるんで。でも、止まってられないから。まだ、ひとつめだから。こっから盛り返していけば、優勝が見える。リベンジする相手が多いな! 鷹木、そしてオカダ。こんなので満足してちゃダメだな。オカダの言う通りだ。今できることを全力で。ただ、俺たち新日本プロレスには、もっと先があるだろ!」
依然として、この両雄が新日本のアイコンなのは、ファンのリアクションを見ても一目瞭然だ。ふたりがG1開幕戦でベストバウト級の試合を披露した影響は、他の選手の刺激にもなるだろう。
【PHOTO】オカダカズチカ、棚橋弘至、飯伏幸太、内藤哲也…新日本プロレスの最強レスラーたちを厳選ショットで一挙紹介!
◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス31』
2021年9月19日
大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
観衆 2188人
▼『G1クライマックス31』Bブロック公式戦(30分1本勝負)
●棚橋弘至【0点】(29分36秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ【2点】○
※レインメーカー
文●どら増田
【動画】オカダが沈んだ棚橋弘至の渾身ハイフライフローをチェック!
緊張感のある攻防が続いた試合は、終盤になって勝負に出た棚橋が場外へのハイフライフローをはじめ、矢継ぎ早に大技を炸裂。一気に主導権を握りに攻勢を強めるが、これをことごとく返したオカダがカウンターのドロップキックで流れを一変させる。
そして残り時間が1分を切り、時間切れによる痛み分けが濃厚となったなかで、エルボーの応酬を制したオカダは開脚式のツームストンパイルドライバーを炸裂。最後は久々に渾身のレインメーカーを棚橋に浴びせ、カウント3をもぎ取った。
試合後のリング上で「今までのオカダ・カズチカじゃなくて、“レインメーカー”オカダ・カズチカが帰って来たぜ!」と絶叫したオカダは、2012年に大阪から始まったレインメーカーショックを振り返り、「こんなとこで満足してんじゃねぇぞ!『G1クライマックス』にカネの雨が降るぞー!」と大会を締めくくった。
バックステージでも感慨に浸るオカダは「なんかグッときましたよ。正直、ほんとに」とポツリ。そのうえで、長年激闘を繰り広げてきた“永遠のライバル”との戦いを振り返った。
「棚橋弘至と闘うことによって、目が覚めましたよ。僕もいろいろと迷ってる部分っていうのはリング上にも出て来てると思いましたし、そんな迷ってる状態で勝てるほど棚橋弘至っていうのは甘くない。もっと衰えてるかと思ったら、全然衰えてないっすよ」
さらに「やっぱりプロレスラーが元気与えていかないと。ほんとに出せるものすべて出して、闘っていこかなと。そういう意味ではほんとに、棚橋弘至が初戦でしたし、まあ最高のスタートが切れたんじゃないかと思います」と総括したオカダは、棚橋に勝利した充実感を口にした。
一方でバックステージのフロアに突っ伏した棚橋は「悔しいなあ……」と言葉を絞り出すと、「もう、オカダに追いつくのは、難しいかな」と続けた。
「今、5勝7敗3分。2つ負け越してるんで。でも、止まってられないから。まだ、ひとつめだから。こっから盛り返していけば、優勝が見える。リベンジする相手が多いな! 鷹木、そしてオカダ。こんなので満足してちゃダメだな。オカダの言う通りだ。今できることを全力で。ただ、俺たち新日本プロレスには、もっと先があるだろ!」
依然として、この両雄が新日本のアイコンなのは、ファンのリアクションを見ても一目瞭然だ。ふたりがG1開幕戦でベストバウト級の試合を披露した影響は、他の選手の刺激にもなるだろう。
【PHOTO】オカダカズチカ、棚橋弘至、飯伏幸太、内藤哲也…新日本プロレスの最強レスラーたちを厳選ショットで一挙紹介!
◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス31』
2021年9月19日
大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
観衆 2188人
▼『G1クライマックス31』Bブロック公式戦(30分1本勝負)
●棚橋弘至【0点】(29分36秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ【2点】○
※レインメーカー
文●どら増田