ラグビー

「オンセン」が回復のカギ!イングランドのエディーHCが日本古来のリカバリー法を絶賛!【ラグビーW杯】

THE DIGEST編集部

2019.10.30

笑顔で温泉の効用について語ったエディーHC。 (C) Getty Images

 11月2日のラグビーワールドカップ決勝に臨むイングランド代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチが28日、会見を行なった。南アフリカが対戦相手になったことについては、「万全の準備をする。彼らは様々な戦い方ができるので、準備も楽しいし、対戦が楽しみ」とコメントしている。

 そんななか、記者からは、初戦から決勝まで1か月以上の長期にわたる決勝までの道のりで、「選手たちのコンディショニングはどのように管理しているのか?」という質問が飛んだ。するとジョーンズHCは「オンセン(温泉)には感謝しきれない」と語ったと、ラグビーW杯公式サイトや英紙『Evening Standard』などが報じた。

「イングランドの選手たちは、コンディションも素晴らしい状態にある。もとより回復力も並外れているが、実は、彼らの大勢は温泉に行っているんだ。これは日本人はどれだけ賢いか感心すべきところだと思っているが、実に彼らは150年前から、集落にある温泉を使って、今でいうリカバリー法のひとつ、温冷交代浴を行なっていた。それを使わせてもらっている。

 自然の力を借り、ともに温泉に浸かることで人とのコミュニケーションも生まれ、心身がリラックスもできる。おかげでプレーヤーたちは、昨日より、そして先週よりも良い状態でトレーニングできている」
 

 ちなみに負傷者リストに名前が載っていた主将のオーウェン・ファレルは「多少の負傷はあるが、おそらくプレーするだろう」と出場に言及したという。

 また、2007年大会では南アフリカのスタッフとして優勝を経験しているジョーンズHCは、「コーチしすぎしないことも大切」と明かした。

「ファイナルまで来たら、考えることはまずプレーヤーの状態をいかにフレッシュな状態にするか。そのうえで、南アフリカとのゲームプランをたて、試合中のチャンスを逃さないように導きたい」

 ジョーンズHC、そしてイングランド代表の決戦の日は、あと4日後に迫っている。かつて日本を率いて南アフリカを撃破した同ヘッドコーチの手腕が注目される。

構成●THE DIGEST編集部
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