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格闘技・プロレス

「文句あんのか? 俺が法律だ!」タイチと初対決を制したEVILが暴走! “ディーバ”あべみほの顔面を踏みつける横暴も

THE DIGEST編集部

2021.09.30

タイチとあべみのを踏みつけてニヤリと不敵な笑みを浮かべるEVIL。ディック東郷を含めた卑劣なファイトに会場も異様な雰囲気に包まれた。(C)新日本プロレス

タイチとあべみのを踏みつけてニヤリと不敵な笑みを浮かべるEVIL。ディック東郷を含めた卑劣なファイトに会場も異様な雰囲気に包まれた。(C)新日本プロレス

 9月29日、新日本プロレスは後楽園ホールで最強戦士決定戦『G1クライマックス31』Bブロック公式戦を開催。注目のオープニングマッチでは、IWGPタッグ王者のタイチ(2勝0敗)とEVIL(1勝1敗)による初シングルが公式戦で実現した。

 EVILにディック東郷が、タイチには“ディーバ”のあべみほがそれぞれセコンドに付いた一戦は開始前から異様な雰囲気が漂っていた。

 ゴングが鳴ってからは、EVILは東郷とともに、場外の鉄柵やリング上では金具剥き出しのコーナーを利用したラフファイトを展開。劣勢のタイチはあべみのほアシストを受けながらなんとか応戦する。

 次第に荒れ模様となった試合は終盤に決する。タイチがアックスボンバー、ジャンピングキック、バックドロップといった全日本ムーブから、横綱式カチ上げエルボーを狙うも、場外で東郷があべみほを捕獲。これにタイチが気を取られると、すかさずEVILが背後から渾身のローブローを炸裂させたのだ。
 
 最後はあべみほに「見とけ!」と挑発したEVILが、自慢のSCORPION DEATHLOCKで締め上げ、タイチがダウン。レフェリーが試合を止めて趨勢が定まった。

 ダーティーなファイトで勝利したEVILは、試合後に駆け寄ったあべみほを東郷とともに踏みつける横暴行為。この日の後楽園を嫌な雰囲気に包み込んだ。

 バックステージでも勝者は余裕しゃくしゃくだ。東郷とともに現れたEVILは、「Too Sweet」ポーズをしてから、「オイ、何か文句でもあんのか、コノヤロー! いいか、俺が法律だよ、覚えとけ」と理不尽なコメントを吐き捨てて、その場を去った。

 一方のタイチは肩を借りて控室へ向かいながらも、「どこ行った! 呼んでこい、コラァ!」と錯乱気味に肩を貸していた若手に暴行。その場に残されたあべみほは座り込んで泣きじゃくり、かなりショックが大きかった様子だった。

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス31』
2021年9月29日
東京・後楽園ホール
観衆 664人
▼『G1クライマックス31』Bブロック公式戦(30分1本勝負)
●タイチ【4点】(11分30秒 レフェリーストップ)EVIL【4点】○
※SCORPION DEATHLOCK

文●どら増田
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