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「見慣れない光景が広がっていた」絶対王者ネイサン・チェンの“SP出遅れ”に米放送局が反応!首位と14.54点差も「彼には手の届く範囲」

THE DIGEST編集部

2021.10.23

ミス連発でショートプログラム4位のチェン。2018年から続く無敗記録に黄色信号がともっている。(C)Getty Images

ミス連発でショートプログラム4位のチェン。2018年から続く無敗記録に黄色信号がともっている。(C)Getty Images

 GPシリーズがまさかの展開で幕を開けた。

【PHOTO】GPシリーズ第1戦アメリカ大会が開幕! ネイサン・チェンら世界の精鋭がラスベガスに集結

 現地時間10月22日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケート・アメリカが、アメリカはネバダ州ラスベガスにて開幕。同大会5連覇がかかるネイサン・チェンは、冒頭の4回転ルッツ、その後のコンビネーションジャンプで転倒。82.89点のショートプログラム(SP)4位と出遅れた。

 一方で首位に立っているのは、97.43点のヴィンセント・ジョウ(アメリカ)。2位には89.07点の宇野昌磨(日本)、3位には84.52点のジミー・マ(アメリカ)がつけており、北京五輪の優勝候補でもあるチェンがトップ3から外れた結果には、現地でも衝撃の声が広がっている。
 
 米放送局『NBC Sports』は「男子ショートプログラムの記者会見で、見慣れない光景が広がっていた」と始めると、「ヴィンセント・ジョウが中央に座り、日本のショウマ・ウノが左に、ジミー・マが右に座っていた。そこにネイサン・チェンの姿がなかったのだ」と驚きを隠せない様子だ。

 チェンが3位外で発進するのは、2018年の平昌五輪以来初めて。ただ、「表彰台まで1.63点、1位まで14.54点と離れているが、彼にとっては手の届く範囲だ」と同メディアが指摘するとおり、彼のベストパフォーマンスが発揮されれば、逆転の可能性もあり得るだろう。

 はたして現地時間23日のフリーでは、どのような滑りが見られるのだろうか。2位の宇野、5位の佐藤駿といった日本勢の活躍を含め、その演技に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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