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モータースポーツ

「メルセデスの頭痛の種」角田裕毅の王者チームとの好勝負に海外メディアが注目! F1公式サイトも称賛と期待の特集記事

THE DIGEST編集部

2021.11.01

F1の舞台にも慣れてきたのか、一時は目立った精神面での未熟さも改善されてきた様子だ。(C)Getty Images

F1の舞台にも慣れてきたのか、一時は目立った精神面での未熟さも改善されてきた様子だ。(C)Getty Images

 F1第17戦のアメリカ・グランプリで9位入賞を飾ったスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅。6戦ぶりのポイント獲得という結果もさることながら、そのパフォーマンスも各方面から高く評価されている。

 フリー走行ではペース不足に苦労していたのが、チームとともに車を改善して予選では見事にQ3進出を果たし、不利といわれたソフトタイヤでの決勝スタートも、タイヤの特性を活かして順位を上げ、その後もランス・ストロールに対する鋭いオーバーテイクやキミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソら歴代王者とのバトルなど、各セッションで多くの見せ場を作ってみせた。

 なかでも称賛されたのが、メルセデスのヴァルテリ・ボッタスをスタートでかわし、ピットインするまで抑え込んだことだ。的確な走行ラインを辿りながら、フェアにチャンピオンチームのドライバーの追い越しを阻止したルーキーは、その2週間前のトルコGPでは同じメルセデスの絶対王者ルイス・ハミルトンに対しても、8周にわたって絶妙なディフェンスを披露している。
 
 自動車専門誌『CAR AND DRIVER』のスペイン版サイトは、この2戦連続でのパフォーマンスに注目し、「メルセデスの主な頭痛の種、ツノダ」と題した記事で「予選Q3に2戦連続進出した若いアルファタウリのドライバーにより、メルセデスのドライバーたちは貴重なトラックタイムを失うことになった」と報じた。

「トルコGPでの日本人ドライバーは、7度の世界王者ハミルトンを楽にさせることはなかった。そして2週間後、非常に戦闘的なツノダは、(テキサス州)オースティンで再びF1を支配しているチームをトラブルに巻き込み、今度はボッタスに仕掛けた」

 この2つの「逸話的な決闘」の後、メルセデスが自身に不満を抱いていると疑った角田が、「彼らは怒っているに違いないと思いますが、僕は普通に正しいと思うことをしただけです」と語ったこと、また序盤のバトルでタイヤにダメージを負いながらも「それでも楽しかったです」と満足気だったことを紹介している。
 

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