格闘技・プロレス

「どうせ、新日本は参加させないんでしょ?」欠場中の内藤哲也がタッグリーグでの復帰を宣言!「俺とSANADAが盛り上げてみせます」

どら増田

2021.11.09

11月14日に行なわれる後楽園ホール大会でのリング復帰を表明した内藤。(C)新日本プロレス

 11月8日、新日本プロレスは左ヒザ負傷で欠場していた内藤哲也が『ワールドタッグリーグ2021』でリング復帰することを発表。都内の事務所では、本人による記者会見が行なわれた。

 スーツ姿で会見に現れた内藤は「皆さまご存じのとおり、9月18日大阪大会にて行なわれた『G1クライマックス』開幕戦で左ヒザを負傷し、そして欠場……。今年の『G1クライマックス』は0勝9敗勝ち点0という非常に情けない成績で幕を閉じました」と改めて結果を報告している。

 さらに、自身の状態について「俺は過去2度ヒザの靭帯断裂を経験してるわけで、ヒザの靭帯が断裂した場合に手術が必要。協議復帰までに1年近くかかってしまう」と説明すると、「そういう最悪な事態を想定しながら病院へ行ったんですが、幸い俺のヒザの靭帯は断裂しておらず、出術の必要もない」と、大事に至らなかったことを明らかにした。

 まだヒザの痛みと腫れがだいぶ残っているという内藤だが、その後は後楽園ホール大会からの復帰を宣言。パートナーはもちろんSANADAとのことで、「昨日連絡を取ったんですが、(親指を立てるポーズで)この絵文字だけ返ってきましたよ。SANADAらしいですね」としみじみ語っている。
 
 続けて「どうせ今年も、東京ドームの対戦カードが決まっている選手は不参加なんでしょ?たとえ選手が『出たい』と言い張っても、新日本プロレスは参加させないんでしょ?」と不満げにコメントした内藤は、「なんかそんな意味もよくわからない『ワールドタッグリーグ』ですが、俺とSANADAが盛り上げてみせますよ」と力を込めた。

 以前から『ワールドタッグリーグ』の価値や参加チームの選定に意義を唱えていた内藤。しかし、今年はSANADAとのタッグで、タイチ&ザック・セイバーJr.や後藤洋央紀&YOSHI-HASHIらとIWGPタッグ戦線を活性化させた。

 それだけに『G1』を欠場してしまったうっ憤を『ワールドタッグリーグ』で晴らし、来年の東京ドーム大会でもタッグ戦線を盛り上げる狙いがあるのではないだろうか。復帰する内藤がどんな仕掛けをしていくのか注目したい。

文●どら増田