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格闘技・プロレス

井上尚弥とカシメロの統一戦実現に動き! フィリピンの名物アナリストが来年4月の日本開催を示唆「確実に話は進む」

THE DIGEST編集部

2021.11.11

カシメロ(右)との因縁対決へ機運が高まるなか、井上(左)の動向に注目が集まる。(C)Getty Images

カシメロ(右)との因縁対決へ機運が高まるなか、井上(左)の動向に注目が集まる。(C)Getty Images

 興味深いニュースが舞い込んできた。

 現地時間11月4日、フィリピンの大手テレビ局『GMA Network』は、WBO世界バンタム級王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と、ボクシングのWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が、来年4月に対戦する可能性が高まっているとすっぱ抜いた。
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 同階級の4団体統一を目ざしている両雄は、これまでも対戦実現に迫ってはいた。カシメロは、判定の末に勝利した同級4位のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)戦後の会見で、WBA・IBF統一バンタム級王者の井上に向かって中指を突き立て、「あいつはドネアと同じで俺を恐がっている。あいつが契約を結べるものならやろう」と挑発。これに井上も自身のSNSで「ここまで煽られ過激な挑発され生放送で中指立てられなぜ黙っとかなきゃいけないのか?」と続け、「売られた喧嘩は買うだけ。試合組んでください」と直接対決に意欲を示していた。

 しかし、両陣営の思惑には小さくないずれもあり、マッチメイクは難航。年内はカシメロが12月11日に同級1位ポール・バトラー(英国)戦、井上が12月14日にIBF6位、WBA8位アラン・ディパエン(タイ)とそれぞれ戦うことが決定している。
 
 そんな状況下で、因縁対決の実現に向けた動向を伝えたのが『GMA Network』だ。同局の番組に出演したフィリピンの名物スポーツアナリスト、キニート・ヘンソン氏は「カシメロが所属するMPプロモーションズのショーン・ギボンズが日本のプロモーターであるアキヒコ・ホンダと交渉中だと確認した」と明言。そのうえで、「カシメロがバトラーを打ちのめせば、確実に話は進む」と話し、次のように続けた。

「ただ、カシメロがバトラーを打ち負かせば、ギボンズは来年4月にイノウエ戦だと言っている。とにかく私はカシメロがバトラーに勝つことを願っている。日本で行なわれる可能性もあるイノウエとの試合は大きな注目を集める」

 ようやく決着の時が訪れるのか。兎にも角にも、舌戦を繰り広げてきたカシメロと井上両雄が、まずは12月の戦いに勝利できるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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