格闘技・プロレス

「いまこそプロレスの進化の時」新日本とノアの全面対決が電撃決定! 棚橋弘至と清宮海斗が希望するカードは?

どら増田

2021.11.21

新日本のエースとして登場した棚橋。早くもノアへ闘志を燃やした。写真:徳原隆元

 11月20日、新日本プロレスとプロレスリング・ノアは共同で会見を開き、来年1月8日に横浜アリーナで新日本が開催する『レッスルキングダム16』に、プロレスリング・ノア勢が参戦すると発表した。

 会見の冒頭で新日本の大張高己社長は「日本の皆様、お待たせしました。今回の『レッスルキングダム』は3大会ございます。1.4、1.5はご期待いただいているとは思います。ですが、『この3つ目の横浜アリーナ大会は一体どうなるんだろう?』と楽しみに思われていたと思いますが、この1.8、これは通常の新日本の興行とは異なるものとなります」と横浜アリーナ退会は東京ドーム大会とは別枠としたうえで、ノア勢の参戦に至った経緯を説明した。

「先日の50周年施策発表会見におきまして、私の方からお約束をいたしましたドリームマッチの実現、第1弾となります。コロナ渦の1年半以上になりますでしょうか。他団体の皆様と同じ方向を向いて、規制緩和、そういったことについて、各省庁様と対応させていただいておりました。

 その過程で来年は脱コロナに向けて、このプロレスの力で皆様が夢を持って元気が出るような、そんな年になるように貢献したいという想いが、この度、ノアさんと合致いたしました。戦後、間もなくから70年に渡り人々を勇気づけて、そして立ち上がる支えになってきたのが、この日本のプロレスです。いまこそプロレスの進化の時だと思います」
 
 また、ノアを運営する株式会社サイバーファイトの武田有弘取締役も、「プロレスの力で世の中の閉塞感を打ち破るような大会にしたいと思います」と力強く宣言。合わせて試合の中継がABEMAのPPVとして全試合を生中継することを発表した。

 会見に出席したノアの清宮海斗は「世の中が難しい状況続いてるなかで、プロレス業界が世の中の先頭に立っていきます。両団体が交流戦なのか対抗戦なのかわからないですが、この決断をしてくれた新日本プロレスさんにも感謝しています」と挨拶を述べると、「個人的にはやるなら対抗戦しかないじゃないかと。世間のプロレス=新日本プロレス、業界1位の認識になってる。正直、俺は世間の認識にめちゃくちゃムカついてる」と、興味深い持論を展開した。

「リング上はノアのプロレスが一番だと思ってます。新日本プロレスの下だとか、劣ってるとか、そういうものは覆していきたい」
 
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「まあ、見ててください。俺が世界を変えるんで」(清宮)