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格闘技・プロレス

「殺す可能性だってあるんだよ!」カネロが多発する“素人”YouTuberたちのリング参戦に警鐘「死んでからじゃ遅い…」

THE DIGEST編集部

2021.05.02

ポール兄弟(右)のような確かな知名度を誇るYouTuberの参戦は常に注目を集める。しかしアルバレス(左)は、ボクシングでプロと戦う危険性を訴える。(C)Getty Images

ポール兄弟(右)のような確かな知名度を誇るYouTuberの参戦は常に注目を集める。しかしアルバレス(左)は、ボクシングでプロと戦う危険性を訴える。(C)Getty Images

 話題沸騰のカードが決定したのは、先月27日だ。元ボクシング世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーが、アメリカの人気YouTuberであるローガン・ポールとエキシビションマッチで対戦すると発表した。

 まさに異色の顔合わせである。プロで50戦無敗と圧倒的な戦績を残したメイウェザーのキャリアは語るべくもない。一方、ローガンのプロ戦績は1戦1敗。それも相手は英国人YouTuberのKSIだった。

 こうした話題先行型のマッチメイクが、とりわけ昨今のボクシング界で顕著だ。先月17日にはローガンの実弟で、同じYouTuberのジェイク・ポールが元UFCファイターのベン・アスクレン(米国)に1回TKO勝ち。試合後には「俺はリアルなファイターだ」と高らかに宣言し、小さくない物議を醸した。

 YouTubeで年収10億円以上を稼いでいるとされるポール兄弟。確かな知名度と若者への影響力を持つ彼らを起用するメリットは、興行的には特大だろう。彼らはともにプロライセンスを交付されており、ルール上もなんら問題がない。

 だが、危険性を訴える声も噴出している。そのなかで辛辣な言葉を投げかけるのが、現WBAスーパー&WBC世界スーパーミドル級統一王者の「カネロ」こと、サウル・アルバレス(メキシコ)だ。

 プロキャリア58戦でわずかに1敗しか喫していないアルバレス。そんな百戦錬磨の名手は、アメリカ人記者グラハム・ベンシンガー氏のポッドキャストで、「いつか誰かが大怪我をするか、もしくは死ぬかもしれない」と“素人ボクサー”の参戦に警鐘を鳴らした。
 
 さらに「誰かが死んでからじゃもう遅いんだ」と語気を強めるアルバレスは、安易なライセンス交付に対する怒りを隠さなかった。

「ああいう試合はカネを稼ぐための展示会みたいなもんだ。とてもボクサーなんかとは言えない奴らにライセンスが渡されてる。明らかに馬鹿げた話だ。

 メイウェザーにしても、他のファイターたちにしても、極端な話をすれば、彼ら(YouTuberたち)を殺すことだってできる。これはサッカーとは違うんだ。本当に殺してしまう可能性だってあるんだ! 

 その拳に、一発のパンチに、人生を懸けていない連中になんでライセンスが与えられるんだ。死亡した時の責任はコミッショナー側が取らなきゃいけなくなるだろう。なぜならライセンスを交付したからだ」

 現役最強とも謳われるスーパースターの諫言は、続出する“素人ボクサー”の参戦に歯止めをかけられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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【動画】渾身のストレートで一閃! アスクレンを撃破したジェイク・ポールのTKOシーンはこちら

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