2022年1月に開催されるバレーボールの「全日本高校選手権」(春高バレー)の出場校が11月21日に出揃った。高知県の女子決勝では、Vリーグで監督としてしのぎを削った盟友による「名将対決」が実現した。
父兄を除き無観客で行なわれた、高知県立県民体育館での高知県大会決勝。2年連続して春高出場を果たしている高知高校の総監督は一柳昇(69)。一方、3年ぶりの出場を目指す高知中央高校を率いるのは、達川実(69)。
一柳は、旭川実業高校女子バレー部の監督として、1988年の春高で優勝。その後、Vリーグの小田急、JTで監督を務め、IPU・環太平洋大学監督を経て、高知高校・高知中学の女子バレー部総監督に就任。19年には1、2年生だけで全国高校総体(インターハイ)初出場に導いた。
達川は、回転レシーブで世界を制した「東洋の魔女」を生んだニチボー貝塚の伝統を継ぐユニチカが、指導者としての原点。Vリーグのユニチカ、東レ、デンソーを監督として何度も日本一に導いた。今年3月1日から高知中央高校女子バレー部の監督に就任し、8年ぶりにバレー界に復帰した。
学年が1年違いということから、Vリーグ時代から2人は親しい間柄で、JT(兵庫県西宮市)と東レ(滋賀県大津市)の監督当時は、距離的に近いこともあり練習試合を盛んに行ない、リーグ戦でもしのぎを削った。達川がバレー界に復帰し、高知市に移り住んでからは、練習試合を重ね食事を共にするなど、敵味方を超えた交流を続けている。
同じコートで戦うのは、Vリーグ以来、約15年ぶり。決勝の試合前にも、2人は高知高校の日高康弘監督を交え、通路のベンチに座って1時間近くも歓談するなど、親交の深さをうかがわせた。
試合は、高知が第1セットを25-14で快勝。硬さから攻守にミスを出しリズムを作れなかった高知中央だったが、第2セットは13-17から追い上げ、26-24で逆転勝ち。第3セットは、高知中央が22-15とリードしたが、5連続得点で追撃した高知が25-23で大逆転し、第4セットも勝利して3-1で3年連続3度目の優勝を果たした。
父兄を除き無観客で行なわれた、高知県立県民体育館での高知県大会決勝。2年連続して春高出場を果たしている高知高校の総監督は一柳昇(69)。一方、3年ぶりの出場を目指す高知中央高校を率いるのは、達川実(69)。
一柳は、旭川実業高校女子バレー部の監督として、1988年の春高で優勝。その後、Vリーグの小田急、JTで監督を務め、IPU・環太平洋大学監督を経て、高知高校・高知中学の女子バレー部総監督に就任。19年には1、2年生だけで全国高校総体(インターハイ)初出場に導いた。
達川は、回転レシーブで世界を制した「東洋の魔女」を生んだニチボー貝塚の伝統を継ぐユニチカが、指導者としての原点。Vリーグのユニチカ、東レ、デンソーを監督として何度も日本一に導いた。今年3月1日から高知中央高校女子バレー部の監督に就任し、8年ぶりにバレー界に復帰した。
学年が1年違いということから、Vリーグ時代から2人は親しい間柄で、JT(兵庫県西宮市)と東レ(滋賀県大津市)の監督当時は、距離的に近いこともあり練習試合を盛んに行ない、リーグ戦でもしのぎを削った。達川がバレー界に復帰し、高知市に移り住んでからは、練習試合を重ね食事を共にするなど、敵味方を超えた交流を続けている。
同じコートで戦うのは、Vリーグ以来、約15年ぶり。決勝の試合前にも、2人は高知高校の日高康弘監督を交え、通路のベンチに座って1時間近くも歓談するなど、親交の深さをうかがわせた。
試合は、高知が第1セットを25-14で快勝。硬さから攻守にミスを出しリズムを作れなかった高知中央だったが、第2セットは13-17から追い上げ、26-24で逆転勝ち。第3セットは、高知中央が22-15とリードしたが、5連続得点で追撃した高知が25-23で大逆転し、第4セットも勝利して3-1で3年連続3度目の優勝を果たした。