バレーボール男子日本代表の高橋藍（日本体育大２年）が、イタリア・リーグに挑戦すると現地メディアで囁かれている。

　今年５月の中国との親善試合で代表デビューした20歳は、すぐさま対応する適応力の高さを見せた。続くネーションズリーグでも主軸を担い、東京五輪は得意のサーブレシーブやキレのあるバックアタックなど攻守で見せ場を演出。男子代表では29年ぶりとなる決勝トーナメント進出に貢献した。

　今回、高橋の移籍報道の発端となったのは、世界を股に掛ける敏腕エージェントのジョージ・マティヤシェビッチ氏のツイートだ。自身のTwitterで「日本の若いプレーヤーがイタリアに到着した。後日発表する」と移籍を匂わせたのである。
  　この投稿に多くのメディアが反応。伊専門メディア『Volleyball.it』は「2001年生まれのスーパースパイカーのラン・タカハシだ」と特定したうえで、「パッラヴォーロ・パドヴァにとってはユウ・コシカワ、ユウキ・イシカワに次ぐ３人目の日本選手。そして今季の同リーグは３人目の日本人だ」と情報を伝えた。

　これまでも事あるごとに「前衛での攻撃力」を課題として挙げ、イタリアの世界最高峰リーグ、セリエAへの挑戦する意向を持っていた高橋。憧れの石川祐希の背中を追いパドヴァに加入することが決まっているようだ。

　移籍の詳細は、まもなく発表される見通しだ。３年後のパリ五輪を見据え、イタリアの地で更なるレベルアップをしてくれるに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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