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「あ、これがみまひなだな」伊藤美誠/早田ひなが2年前のリベンジへ好発進! フランスの難敵組に貫禄のストレート勝ち

THE DIGEST編集部

2021.11.25

東京五輪で手にした自信を見せつけるかのように、堂々とプレーした伊藤。早田との2年ぶりのペアで存分に力を発揮した。(C)Getty Images

 現地時間11月24日、アメリカのヒューストンで世界卓球の女子ダブルス1回戦が行なわれ、日本の伊藤美誠と早田ひなのペアは、フランスのマリー・ミゴとオドレイ・ザリフのペアと激突した。

 2年前の世界卓球決勝で2-0からの逆転負けを喫した"みなひな"ペアは、「今は試合をするのがすごく楽しみ」(早田)という言葉通りに、試合前から余裕すら感じさせる笑顔を浮かべると、結成10年となるフランスの難敵ペアに堂々たるパフォーマンスを披露する。

 伊藤と早田は第1ゲームを0-1からの6連続ポイントなどで圧倒して11-4で危なげなく奪取。そして第2ゲームは12-10と接戦をモノにすると、第3ゲームも鋭いフォアハンドやドライブを巧みに打ち分け、ミゴとザリフのペアを一切寄せ付けず。最後まで主導権を握り続けて11-5で最終ゲームももぎ取り、ゲームカウント3-0という貫禄勝ちを収めた。
 
 試合後にフラッシュインタビューに応じた伊藤は「強くなった部分っていうのが調整できた」とキッパリ。一方の早田も「本当に久々の『みまひな』だった。試合をしていても、連携プレーをしながら、『あ、これがみまひなだな』っていうのがしっかり見えて、楽しめた」と笑顔で回答。そしてふたりは、2回戦に向けて、こう切り返した。

「次はコンビネーションを考えて、自分たちの戦術を確かめながら試合ができたらいいなと思います」(早田)

「初めてやるペアになるので、ふたりの力が大事になる。とにかく次も楽しんで、笑いながら試合がしたい」(伊藤)

 およそ2年半ぶりの再結成で快勝を収めた日本最強ペア。前回大会で取り逃した悲願の金メダル奪取に向け、これ以上ないスタートを切ったふたりは、台湾のチン・シウ/リ・ユジュンのペアと2回戦で対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】余裕を感じさせるスマイル! 試合前に相手と笑顔で話す"みなひな"ペア
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【動画】余裕を感じさせるスマイル! 試合前に相手ペアと笑顔で話す“みなひな”ペア