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中国から届いた誹謗中傷の数々…伊藤美誠が中国紙に明かした辛辣バッシングへの本音【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.15

東京五輪で3つのメダルを獲得した伊藤。日本のみならず、いまや中国での知名度も尋常ではない。(C)Getty Images

東京五輪で3つのメダルを獲得した伊藤。日本のみならず、いまや中国での知名度も尋常ではない。(C)Getty Images

 かなりの大反響となっているようだ。

 現地8月12日、中国最大の発行部数を誇る『人民日報』紙の姉妹紙『環境時報』が掲載したのが、日本卓球界のエース・伊藤美誠の独占インタビューだ。ここ数年は「中国キラー」「大魔王」と称されるなど、同国の卓球界から要注意人物とマークされてきた。先の東京五輪では水谷隼とのペアで混合ダブルス決勝に臨み、世界1位の中国ペアを見事に破って金メダルを奪取。その注目度をさらに吊り上げたのだった。

 終わってみれば、金・銀・銅と3つのメダルを獲得した20歳。『環境時報』紙が一大特集を組んで伊藤のインタビューを公開すると、同紙ホームページの閲覧記事ランキングで瞬く間に上位に浮上するなど、中国のファンの強い関心を集めている。

 さまざまな話題に及んだインタビューにあって、伊藤はその一つひとつの質問に対して丁寧に答えてみせた。なかでもシビアだったのが、五輪期間中に沸き上がった“バッシング”に関する質問だ。

 混合ダブルスで優勝を飾った直後から、ネットやSNS上には伊藤に対する言いがかりのような書き込みが殺到する。敗北を認められない中国のファンからの辛辣な意見がもっぱらで、「試合中に卓球台を触るのはルール違反」「11―0を狙いに行く姿勢が非礼だ!」など、ときには人格否定に及ぶ、看過できない内容のものも多かったという。

 これについて問われた伊藤は、「正直、気にしていませんでした」ときっぱり。「たしかに否定的なコメントはありましたけど、より多くの方が卓球に関心を持ち、より多くのファンがプレーしている私を観てくれていたのなら、それでハッピーですから」と続けた。
 
 さらに「選手はただ純粋に試合に臨んで、誰もがベストを尽くしています。最終的に金で終わるひともいれば、銀で終わるひともいる」と語り、「これからもより多くの方が卓球に興味を抱いてもらえればと思います。そして日本と中国が互いに刺激し合って、共に成長していければ、世界の卓球のレベルも上がっていく。それがなにより素晴らしいと感じています」と言い切った。

 存分に大人の対応をみせた伊藤は、最後にあらためて中国選手への敬意を示している。

「私の目標は、いつだってすべての試合に勝つことです。それが私を前進させる原動力。そのなかで、中国の選手と試合をするのは本当に楽しい。これからもっとたくさんの試合ができればなって思います」

構成●THE DIGEST編集部

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