11月27日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、国立代々木競技場 第二体育館でビッグマッチ『FIBREPLEX Presents TOKYO SUPER WARS ~東京超女大戦~』を開催。大注目のメインイベントでは"赤いベルト"ことワールド・オブ・スターダム選手権試合が行なわれ、チャンピオンの林下詩美が、舞華と対戦した。
序盤から力勝負となった両者の対決は、雪崩式ブレーンパスターンの応酬など大技が飛び交う見応え十分の激闘となったが、最後は地力に勝る詩美が必殺のハイジャックボムを炸裂。同じ柔道出身で、ライバル視されてきた舞華を退け、9度目の防衛を成功させた。
絶対王者としての区切りとなる10度目の防衛に王手をかけた詩美。試合後に「また強敵をひとり倒して、次は10回目の防衛戦。朱里とタイトルマッチだ」と、今大会で小波を相手にワールド・オブ・スターダム選手権挑戦権利証マッチを防衛した朱里を呼び出すと、「オマエとの約束、ちゃんと守ったぞ!」と叫んだ。
朱里とは壮絶な闘いを繰り広げてきた。6度目の防衛戦では延長戦の末に両者KOでドロー。さらに9月の「5★STAR GP」公式戦でも20分時間切れで引き分けと決着が付いていないのだ。
ゆえに朱里は、「私はこの日を待っていた。林下詩美、今度こそ時間無制限で決着をつけよう」と手を差し出す。これに王者は「時間無制限、望むところだよ。63分も試合やって私は勝てなかったしアナタも勝てなかった。年内最大の最終戦やりましょう」とガッチリと握手を交わした。
最後に「2021年最後の試合もこのクールにロイヤル、そして美しい林下詩美が勝って最高の2021年の締めにしたいと思います。その日までみなさんごきげんよう」とリングを降りた詩美はバックステージで、「舞華とこれで6回目のシングルマッチ。3年間のうちに6回もやってるんだけど、舞華ホントにスターダムにきて、みるみる強くなったよ」と、まずはライバルとの一戦を振り返った。
「私は2回も負けてるし、今日だって危ない場面が何度もあったけど、でもまだまだこのベルト渡すわけにはいかない。舞華には私の背中をまだまだ追いかけてもらって、これからまた、何回でもアイツと舞華とは試合ができたらなと思います。すごい楽しかった」
次は強敵・朱里戦だ。先述にもあるように今までの激闘を考えれば一筋縄ではいかない。しかし、「ようやくまた闘える」と胸を高鳴らせるように語る詩美は、「両国という年内最終戦の大きい舞台で約束ちゃんと守りましたよ。ここまでベルト守り抜いた。12月29日両国では、2021年の、いや、ここまでの林下詩美のすべてを出し切って、最高の試合で、この林下詩美が締めくくりたいと思います」と宣言した。
9度の防衛戦を勝ち抜いてきた絶対王者。年内最後のビッグマッチでは、唯一勝てていない朱里と因縁に蹴りをつける気だ。
◆スターダム◆
『FIBREPLEX Presents TOKYO SUPER WARS ~東京超女大戦~』
2021年11月27日
東京・国立代々木競技場 第二体育館
観衆 1119人(コロナ対策限定人数)
▼ワールド・オブ・スターダム選手権(30分1本勝負)
<王者>○林下詩美(23分43秒 エビ固め)舞華●<挑戦者>
※ハイジャックボム
※第13代王者の詩美が9度目の防衛に成功。
▼ワールド・オブ・スターダム選手権 挑戦権利証マッチ&SWA世界選手権(30分1本勝負)
<王者>○朱里(13分06秒 KO)小波●<挑戦者>
※朱里がワールド・オブ・スターダム選手権挑戦権利証ならびに第7代SWA世界選手権の8度目の防衛に成功。
文●どら増田
序盤から力勝負となった両者の対決は、雪崩式ブレーンパスターンの応酬など大技が飛び交う見応え十分の激闘となったが、最後は地力に勝る詩美が必殺のハイジャックボムを炸裂。同じ柔道出身で、ライバル視されてきた舞華を退け、9度目の防衛を成功させた。
絶対王者としての区切りとなる10度目の防衛に王手をかけた詩美。試合後に「また強敵をひとり倒して、次は10回目の防衛戦。朱里とタイトルマッチだ」と、今大会で小波を相手にワールド・オブ・スターダム選手権挑戦権利証マッチを防衛した朱里を呼び出すと、「オマエとの約束、ちゃんと守ったぞ!」と叫んだ。
朱里とは壮絶な闘いを繰り広げてきた。6度目の防衛戦では延長戦の末に両者KOでドロー。さらに9月の「5★STAR GP」公式戦でも20分時間切れで引き分けと決着が付いていないのだ。
ゆえに朱里は、「私はこの日を待っていた。林下詩美、今度こそ時間無制限で決着をつけよう」と手を差し出す。これに王者は「時間無制限、望むところだよ。63分も試合やって私は勝てなかったしアナタも勝てなかった。年内最大の最終戦やりましょう」とガッチリと握手を交わした。
最後に「2021年最後の試合もこのクールにロイヤル、そして美しい林下詩美が勝って最高の2021年の締めにしたいと思います。その日までみなさんごきげんよう」とリングを降りた詩美はバックステージで、「舞華とこれで6回目のシングルマッチ。3年間のうちに6回もやってるんだけど、舞華ホントにスターダムにきて、みるみる強くなったよ」と、まずはライバルとの一戦を振り返った。
「私は2回も負けてるし、今日だって危ない場面が何度もあったけど、でもまだまだこのベルト渡すわけにはいかない。舞華には私の背中をまだまだ追いかけてもらって、これからまた、何回でもアイツと舞華とは試合ができたらなと思います。すごい楽しかった」
次は強敵・朱里戦だ。先述にもあるように今までの激闘を考えれば一筋縄ではいかない。しかし、「ようやくまた闘える」と胸を高鳴らせるように語る詩美は、「両国という年内最終戦の大きい舞台で約束ちゃんと守りましたよ。ここまでベルト守り抜いた。12月29日両国では、2021年の、いや、ここまでの林下詩美のすべてを出し切って、最高の試合で、この林下詩美が締めくくりたいと思います」と宣言した。
9度の防衛戦を勝ち抜いてきた絶対王者。年内最後のビッグマッチでは、唯一勝てていない朱里と因縁に蹴りをつける気だ。
◆スターダム◆
『FIBREPLEX Presents TOKYO SUPER WARS ~東京超女大戦~』
2021年11月27日
東京・国立代々木競技場 第二体育館
観衆 1119人(コロナ対策限定人数)
▼ワールド・オブ・スターダム選手権(30分1本勝負)
<王者>○林下詩美(23分43秒 エビ固め)舞華●<挑戦者>
※ハイジャックボム
※第13代王者の詩美が9度目の防衛に成功。
▼ワールド・オブ・スターダム選手権 挑戦権利証マッチ&SWA世界選手権(30分1本勝負)
<王者>○朱里(13分06秒 KO)小波●<挑戦者>
※朱里がワールド・オブ・スターダム選手権挑戦権利証ならびに第7代SWA世界選手権の8度目の防衛に成功。
文●どら増田