格闘技・プロレス

武尊、那須川天心との大一番実現に意欲? 「僕自身も悔しい気持ちしかない」と“現状”への不満も吐露

THE DIGEST編集部

2021.12.12

K-1の絶対的なカリスマとして名を馳せてきた武尊。那須川との対決は彼にとっても野望となっているだけに、その行方が注目を集めている。写真:産経新聞社

 武尊vs那須川天心。おそらく現在の日本格闘技界における最高のビッグカードは、いつ実現するのか。かねてから注目が集まり続けている対戦に向け、K-1王者が自身のツイッターで興味深い発信をした。

 12月11日、K-1ワールドGPスーパーフェザー級王者の武尊は自身のツイッターを更新。「年末まで1か月も切って何も発表出来てないこの現状が期待してくれているみんなに本当に申し訳ないし、SNSで毎日たくさんの意見を貰うけど僕自身も悔しい気持ちしかない」と自身の心境を打ち明けたのだ。

 2015年にキックボクシングRISE世界フェザー級王者である那須川が対戦を呼びかけて、一気に話題性が膨らんでいったドリームマッチだが、いまだ両陣営とも進展を見せられていない。マッチメイクが囁かれているRIZINも榊原信行CEOが「ノーコメント」を繰り返しており、具体的な動きは見られない。

 また、同CEOは、今年の大晦日での開催について9日の会見で「(大会まで)あと3週間なので。(那須川が)出る、出ないも含めて、どういうかたちのものが決められるのかも含めて話し合いをしていきたい」と明言は避けてもいる。
 
 来年のボクシング転向を公言している那須川の意向を考えれば、多くの時間は残されていない。何よりもそれを理解しているであろう武尊は、那須川の名前こそ明かさなかったが、「僕は戦えると信じています」とファンに力強く誓っている。

「その時が来たら必ず自分の口から正式発表します。もう少しだけ待っていてください。僕は戦えると信じています」

 はたして、この年末に日本格闘界が生んだカリスマ同士の大一番は電撃決定するのか。タイムリミットが刻一刻と迫るなかでの両雄の動向は注目される。

構成●THE DIGEST編集部
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