復活の“スマイリング・シンデレラ”に現地記者も熱い視線を向けている。

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　現地時間12月12日、来季の米女子ツアー出場権をかけた最終予選会（アラバマ州／ハイランドオークスGC）は全日程を終え、日本から参加していた渋野日向子が通算10アンダーでフィニッシュ。20位タイでもう１選手と並んだものの、最終日のスコア「69」で上回り、ほぼ常時出場の目安となる「20番目」に滑り込んだ。

　予選会終了後、「2022年のLPGAツアーカードを獲得した注目すべき７選手」と特集を組んだのは、米ゴルフ専門メディア『Golf Digest』だ。記事内では、首位通過のアン・ナリン（韓国）や３位のアタヤ・ティティクル（タイ）といった選手が紹介されるなか、そのひとりとして渋野の存在も取り上げられている。
  　キーリー・レヴィンズ記者は「2019年のAIG全英女子オープンは、日本出身の彼女が初めて自国以外でプレーした大会だった」と評価したうえで、「メジャー大会の優勝により、彼女はゴルフ界、そして自分自身にも大きなインパクトを与えた」と衝撃のデビュー戦を振り返っている。

　また、「LPGAツアーにフル参戦するという選択肢もあった」と伝えている通り、２年半前の渋野は海外志向が強くなかったためにツアーメンバーの登録を行わなかった。それからようやく再出発点に着いた23歳の活躍について、同記者は「いよいよLPGAツアーでのキャリアが始まる」と期待を込めた。

　ようやく世界への切符を手にした渋野。はたして来季は、シード権を持っている畑岡奈紗、笹生優花、この最終予選会で出場権を獲得した古江彩佳とともに、世界最高峰の舞台でどのようなドラマを繰り広げてくれるのだろうか。はやくもシーズン開幕が待ち遠しい。

構成●THE DIGEST編集部

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