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フィギュア

「最後のシーズンかも…」右足靭帯損傷の羽生結弦、今季はどうなる?米熟練記者が見解「五輪出場権を与えないのは考えにくい」

THE DIGEST編集部

2021.11.10

クワドアクセルの成功を目指す羽生が、今季初戦を欠場することと発表した。(C)Getty Images

クワドアクセルの成功を目指す羽生が、今季初戦を欠場することと発表した。(C)Getty Images

 日本が誇る五輪2連覇中の“アイス・プリンス”を襲った試練は、世界でも衝撃ニュースとして伝えられている。

 右足関節靭帯損傷のため、11月12日に開幕するグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯を欠場すると発表した羽生結弦(ANA)。かねてよりクワドアクセル(4回転半ジャンプ)への挑戦を公言していたが、五輪イヤーの初戦を前に痛い離脱を強いられた。

 日本のプリンスに起きたアクシデントは、海を越えた地でも話題となっている。その試練を伝えた一人が、米熟練記者のフィリップ・ハーシュ氏だ。NHK杯欠場を受け、同氏は『Globetrotter Media』で、「11月26~28日にロシアのソチで開催されるGPシリーズ最終戦のロシア杯は出場リストに載っているが、ファイナルの事を考えると、この大会からも撤退するのは驚きではない」と綴った。

 4年前の平昌五輪を控えたNHK杯でも、公式練習中に今回と同じ箇所を負傷していた。それでも懸命なリハビリの末、何とか大会に間に合わせ2連覇の偉業を成し遂げている。そんな過去を踏まえ、「12月下旬の全日本選手権を欠場しても、日本スケート連盟がハニュウに五輪出場権を与えないのは考えにくい」と伝える。
 
 そしてハーシュ記者は、今回の離脱による懸念事項をこう記した。

「負傷するハニュウの最も悲しいところは、最後のシーズンとなるかもしれないことだ。スケートファンにとって彼の卓越した才能と、自身を向上させスポーツを発展させたいと願う彼を称賛する機会が減る」

 今や、日本の至宝の早期復帰を世界中のファンが願う。氷上で披露する芸術的なパフォーマンスが待ち遠しい。

構成●THE DIGEST編集部

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